ドローン×赤外線で分かる!座間市の外壁劣化診断の精度と撮影範囲

地域密着、丁寧施工がモットーの
代表取締役の中山です!
外壁塗装をご検討中のお客様から、
- 「ドローン診断ってどこまで見えるんですか?」
- 「赤外線カメラって、雨漏りも分かるんですか?」
とご質問をいただくことがあります。外壁の状態が100%分かるかといえば、そうではありません。しかし、座間市のように湿度が高く住宅が密集する地域には、おすすめの診断方法といえます。
とはいっても、診断時に何をするのか分からなくて不安な方もいるのではないでしょうか。今回のお役立ちブログでは、座間市の外壁劣化診断の精度や撮影範囲、流れなどを詳しくお話しします。
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座間市で外壁塗装前にドローン診断をする3つのメリットとは?強みは何?

肌感覚として、外壁塗装前にドローン診断を申し込む方が増えてきました。ドローン診断をすると、良いことがたくさんあります。はじめに、3つのメリットをお話しします。
高所でも安全・短時間で確認できる
一昔前の外壁点検では、職人がハシゴをかけて屋根に上り、手作業で確認していました。しかし最近は、ドローンを使って点検する業者も増えています。足場を組む必要がないため、従来の高所点検に比べて短時間かつ低コストでの高精度診断が可能です。
座間市には住宅が隣接しているエリアも見受けられ、梯子を立てるスペースが限られていることもあります。ドローンなら、1〜2mの空きスペースさえあれば安全に離陸できるため、ご近所に迷惑をかけずに調査可能です。また、高所での作業を伴わないため、足場をかけずに診断できます。
座間市の気候条件にマッチしている
座間市は年間を通して湿度が高く、中でも6〜9月にかけて30℃前後・湿度の高い日が多く、外壁にとって負担が大きくなります。よって、劣化を加速させる大きな要因です。
北面の外壁ではコケ・藻・カビが繁殖しやすく、西面では強い西日で塗膜が乾きすぎてクラックが入ることもあります。“劣化の偏り”を把握するのに、ドローンの上空撮影は効果的です。上空から全体を見渡せるからこそ、部分的な補修計画も正確に立てられます。
赤外線カメラを搭載していれば「見えない劣化」を発見できる
ドローン診断の最大の進化が、赤外線カメラです。外壁の表面温度を“色”で可視化し、肉眼では見えない異常を見つけます。たとえば、外壁内部に水分が含まれている箇所は、日が沈んだあとも温度が下がりにくいため、赤く表示されます。一方、乾燥している箇所は青く映るため、温度分布の差から「雨水が浸入しているかもしれない」と特定可能です。
日中と夜間の温度差がしっかり出ている日に赤外線診断を行うと、より精度が高くなります。「雨漏りの原因が分からない」「壁が浮いているかも」といったケースで、効果を発揮しやすいのも強みです。
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ドローン・赤外線診断の流れ
ここからは、ドローン・赤外線診断の流れを見てみましょう。
①現地到着〜安全確認
現地に着いたら「隣家との距離・電線の位置・風の強さ」を確認していきます。同時に、車の出入りや歩行者の通るルート、ドローンの離着陸に使えるスペースのチェックも大切です。状況によってはカラーコーンを置いたり、スタッフに周囲の見張りをお願いしたりしながら「ここなら安心して飛ばせるな」というポイントを見極めます。安全第一で動くことが、お客様の建物を守ることにつながると考えています。
②外壁の通常撮影
安全確認が終わったら、ドローンでの撮影です。距離や角度を微調整しながら、サッシまわりやバルコニーの裏側、地上からでは見えにくい部分もできるだけ拾い上げるように意識しながら撮影します。撮影した画像は、お客様と画面を一緒に見ながら「ここに、こういうヒビがありますね」「このあたりは状態が良いですね」と会話しつつ依頼者様に共有します。
③赤外線カメラで温度分布を撮影
赤外線モードで建物全体をスキャンします。塗膜の剥がれ・空気層・雨水の浸入部など、表面温度の違いをもとに推定します。座間市では北面と西面の壁に異常が出やすく、日陰による温度差が劣化の可視化に有利です。撮影後は外壁をマッピングし、劣化部位を色分けして報告書にまとめます。
ドローン診断で「分かること」と「分からないこと」を一覧で見てみよう!

分かることと分からないことは、次の通りです。
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分かること |
分からないこと(要目視・内部調査) |
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外壁のひび割れ(0.5mm以上) 外壁ボードの内部剥離 シーリング劣化・剥離 |
下地(胴縁)の傷み コケ・藻の繁殖 塗膜の退色・膨れ |
ドローン診断の最大の魅力は、外壁を壊さずに状況が分かることです。ただし、赤外線でも内部構造の腐食までは特定できません。そのため、ドローン診断後に必要であれば部分的な目視・打診調査を追加することが大切です。
撮影可能な範囲と精度
座間市の一般的な2階建て(延床100㎡程度)では、
- 外壁4面(1・2階)
- 軒裏・雨樋・ベランダ防水部
を10〜15分で撮影可能です。風が弱ければ安定して飛行できます。業者によっては赤外線カメラを搭載したドローンを飛ばしているケースもあります。
赤外線撮影のタイミング
赤外線診断は“時間帯”がポイントです。季節や方位によって前後しますが、晴れた日の朝夕や外壁の温度差が出やすい時間帯などを選んで撮影します。
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ドローンでの外壁塗装前の診断でどのような劣化がわかる?具体例を見てみよう!

ドローンで外壁塗装前の診断をすると、思わぬ劣化症状を発見できるケースもあります。パターン別に、どのような劣化症状が分かるか見てみましょう。
パターン①:室内のシミから発覚する「シーリング切れ+棟板金浮き」タイプ
2階の壁や天井にシミが出てきた際に見られがちなのが、外壁が窯業系サイディングで、北面外壁のシーリング切れと棟板金の浮きが起きているパターンです。
ドローンで上空から確認すると、シーリングの割れや痩せ、棟板金のビス抜け・浮きがはっきりと映し出されます。さらに赤外線カメラを併用すると、温度分布の差から「雨水が浸入している可能性が高い」と絞り込めるでしょう。ただし、雨漏りの原因を最終確定するには「目視・打診・散水試験」などの追加調査が、必要になることがあります。
パターン②:足場を組まずに劣化度を見極める「モルタル外壁クラック」タイプ
「足場をかけずに状態だけ知りたい」というご要望の際に見受けられるのが、築20年前後のモルタル外壁でクラックが進行しているパターンです。ドローンの通常撮影画像を拡大していくと、0.5mmを超えるひび割れが複数確認できるケースもあります。
さらに赤外線で見ると、モルタル層内部に空気層のような反応が出ており、浮きや剥離のリスクが推測できることも少なくありません。この場合、いきなり塗装するのではなく樹脂モルタルでのクラック補修やシーリング打ち替えを先行させてから塗装に進むことで、仕上がりと耐久性の両方を高めやすくなります。
パターン③:見た目はきれいでも進んでいる「金属サイディングのジョイントサビ」タイプ
ぱっと見はきれいで「塗装は先でいいかな」と思える金属サイディングでも、ドローンで近接撮影するとジョイント部のサビが進行していることも珍しくありません。
上空から撮影した画像を拡大すると、目視では気づきにくい細かなサビや変色が、継ぎ目やビス周りに点在しているのが確認できます。部分的な処理で済むことが多く、大掛かりな張り替え工事に比べて費用を抑えやすいのが特徴です。
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FAQ|ドローン×赤外線による座間市の外壁劣化診断についてよくある質問

座間市で外壁塗装や雨漏り調査をご検討中の方からは「ドローンでどこまで分かるの?」「赤外線カメラは雨漏りの原因特定までできるの?」といったご質問を多くいただきます。
ここでは、ドローン×赤外線を使った外壁劣化診断について、初めての方でもイメージしやすいようによくある質問をまとめました。診断前の不安解消にお役立てください。
Q.ドローン診断だけで外壁の劣化はすべて分かりますか?
ドローン診断だけで外壁の状態を100%把握することはできません。ひび割れやコケ・藻・チョーキングなど「見える劣化」には強い一方で、胴縁の腐食や内部の構造劣化は目視・打診・場合によっては開口調査が必要です。
ドローンはあくまで「広く・早く・安全に全体像をつかむための一次診断」とお考えください。
Q.赤外線カメラで雨漏りの場所はピンポイントで分かりますか?
赤外線カメラは雨水がたまりやすい部位や、温度分布の異常が出ている範囲を把握するのに非常に有効ですが「ここが原因箇所です」と一撃で断定できるわけではありません。
温度差から“怪しい範囲”を絞り込んだうえで、必要に応じて目視・打診・散水試験などを組み合わせることで、雨漏り原因の特定精度を高めていきます。
Q.ドローン診断をするのに近隣へのあいさつや許可は必要ですか?
基本的には私有地上空での飛行となるため特別な申請が不要なケースが多いですが、座間市のように住宅が密集しているエリアでは、トラブル防止のため事前に近隣へのお声がけを行うことをおすすめしています。
中山建装では、必要に応じてご近所様へのご説明や飛行ルートの配慮も行い、安心して診断を受けていただける体制を整えています。
Q.ドローン診断にかかる時間はどれくらいですか?
一般的な2階建て住宅(延床約100㎡)であれば、外壁4面と軒裏・雨樋・ベランダ防水部まで含めて、通常撮影と赤外線撮影を合わせても10〜20分程度が目安です。
風の状況や建物形状によって前後しますが、従来のはしご点検よりも短時間で建物全体を把握しやすいのがメリットです。
Q.ドローン診断を受けたら、必ず工事契約をしないといけませんか?
そのようなことはありません。診断結果をもとに「いつまでにどの程度の工事が必要か」「今回は様子見でよいか」といった判断材料をご提供するのが目的です。
中山建装では、無理な営業は行わず、現状と将来のリスクを分かりやすくお伝えしたうえで、お客様ご自身に判断していただくスタンスを大切にしています。
中山建装に相談してから決める|座間市でドローン×赤外線外壁診断を受けるなら

外壁のひび割れや色あせが気になっていても「今すぐ工事が必要なのか」「まだ様子を見ていいのか」は、ご自宅を毎日見ているご自身ではなかなか判断しづらいものです。とくに座間市のように湿度が高く、北面のコケ・藻や西日のダメージが偏って出やすい地域では、劣化の“進行速度”も建物ごとに違います。
だからこそ、まずはドローン×赤外線による外壁劣化診断で現状を正確に把握し「どの部分にどんなリスクが潜んでいるのか」を可視化することが大切です。
中山建装では、高所にのぼらずに建物全体を撮影し、お客様とモニターを見ながら一緒に状態を確認していきます。必要であれば部分的な目視・打診調査も組み合わせ、塗装で済むのか、防水補修が先なのかといった優先順位まで含めてご提案します。
お問い合わせは、ホームページの問い合わせフォーム、メール、電話でのご相談はもちろん、ショールームへのご来店も歓迎です。
「まずは自宅の状態だけ知っておきたい」
という段階でも大丈夫ですので、座間市で外壁診断をご検討中の方は、中山建装へお気軽にご相談ください。
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