外壁塗装の膨れ・剥がれは塗り直せば直る?原因と再発を防ぐ補修の判断

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外壁塗装の膨れや剥がれは、塗り直すだけでは直らない場合があります。水分の侵入や付着不良などの原因が残ると、新しい塗膜にも同じ症状が出るおそれがあるためです。 必要な補修は、見えている傷みの大きさだけでは決まりません。
下地や旧塗膜の状態まで確認して、塗り直す範囲を判断しましょう。
今回のお役立ちコラムでは「外壁塗装の膨れ・剥がれの原因と、補修範囲の判断」について解説します。
外壁塗装の膨れ・剥がれは塗り直す前に原因を確かめる

膨れは塗膜が浮いて盛り上がった状態で、剥がれは塗膜が下地や下の塗膜から離れた状態です。どちらも表面に現れる症状ですが、原因まで表面にあるとは限りません。外壁内部から水分が入っている場合や、古い塗膜が弱っている場合など、確認すべき場所は見えている部分より広がることがあります。
また、発生時期だけで原因を決めることもできません。施工から間もない剥がれであれば施工時の状況を確認する必要がありますが、それだけで施工不良と断定するのは早計です。年月がたっていても、経年劣化だけでなく水分や材料の組み合わせが関係する可能性があります。
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先に塗り替える範囲を決めるのではなく、症状と施工履歴を確認し、下地や塗膜の状態を調べます。調査を依頼する際には、いつから、どの場所に、どのような変化があったかを伝えてください。
水分・付着不良・下地や旧塗膜の状態を分けて考える
水分については、塗装時に下地に残っていた場合と、塗装後に雨水などが入り込む場合を分けて考えます。漏水が続いていれば、塗膜だけを直しても水分が入る状態は変わりません。日本ペイントも、漏水が原因の場合は、水が入る箇所を特定して補修してから塗装する必要があると説明しています。
付着不良では、汚れやかびなどの除去不足、下地に合わない塗装仕様、塗り重ね時の乾燥条件などが確認事項です。 表面がきれいに仕上がっていても、その下の層が十分に付着しているとは限りません。どの層から剥がれているかを確認すると、調べる対象を絞る手がかりになります。
下地や旧塗膜の状態も別に確認します。傷んで浮いた旧塗膜を残したまま上塗りしても、その部分が新しい塗膜を支えられるとは限りません。また、旧塗膜と塗り重ねる材料の組み合わせによって、膨れなどが起きることもあります。水分、下地の状態、塗料の性質が重なって生じる場合もあります。
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現地で確かめた内容と使用している塗料の適合条件を照合し、原因を判断した根拠を施工会社に確認してください。
写真と施工履歴をそろえ、現地で確認する
写真は、症状の場所や広がりを施工会社に伝える資料になります。ただし、写真に写る膨れの形だけでは、塗装時の水分が原因なのか、その後の浸水なのかは区別できません。表面の内側に残っている塗膜や下地の状態も、画像だけでは確認できない部分です。
相談前には、次の情報を整理しておくと、現地調査で確認する場所や施工履歴を共有しやすくなります。
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確認項目 |
相談前に整理する情報 |
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発生場所 |
方角・階数・窓や目地との位置関係 |
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広がり |
箇所数、大きさ、以前からの変化 |
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雨の後の変化 |
膨れや湿り、室内のしみの変化 |
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前回の施工時期 |
工事完了日、不具合に気づいた日 |
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使用塗料 |
下塗り・上塗りの製品名、施工資料 |
撮影は地上など安全な場所から行い、無理のない範囲で全景と症状の分かる写真を残しましょう。高所の撮影は私たち施工側にお任せください。写真を比較する際に役立つのが、撮影日の記録です。ただし、雨の後に変化したという情報だけで、雨水の浸入箇所を特定できるわけではありません。
現地では、周辺の塗膜の付着状態、下地の傷み、水分が入り込む経路などを確認します。調査で分かったことと、まだ確認が必要な点を聞いてください。前回の塗料が不明なら推測で埋めず、見積書や施工報告書に製品名の記載があるかを探してください。
補修範囲と必要な工程を確認して再塗装を判断する

補修範囲は、剥がれの大きさだけでは決まりません。周囲にも付着の弱い塗膜が残っていれば、その部分の処置が必要になるためです。傷みが局所に限られ、周辺の塗膜や下地が健全なら、部分的な補修で対応できる可能性があります。
補修では、不良塗膜の除去に加え、水分が入り込む原因や下地の傷みへの対応が必要です。作業の順序は現場の状態に合わせて組み、再塗装前に必要な補修と乾燥条件を確認します。水が入り続けている状態を残したまま塗り重ねても、原因を取り除いたことにはなりません。 下地の乾燥を確認したうえで、外壁材や残す旧塗膜に合う下塗り材と上塗り材を選びます。
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見積もりを受け取ったら、どこまで塗膜を除去し、何を補修してから塗装するかを確認してください。全面塗装という名称だけで、必要な下地処理まで含まれるとは判断できません。調査で確認した症状と、見積書の工事項目を対応させて説明してもらいましょう。
局所補修と広範囲の改修で変わる見積もり
局所補修と広範囲の改修では、塗る面積だけでなく、古い塗膜を除去する量や下地を直す作業量が変わります。同じ大きさの剥がれでも、表面近くの処置で済む場合と、下地の補修まで必要な場合では工事内容が異なります。
次の表は、調査結果に応じて補修範囲を検討するための比較です。
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確認された状態 |
検討する補修 |
見積もりの確認点 |
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傷みが局所に限られ、周辺は健全 |
不良部の除去・下地補修と部分塗装 |
補修面積、仕上げをそろえる範囲 |
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周辺にも浮きや剥離が広がる |
除去範囲を広げて下地処理・再塗装 |
除去量、下地補修量、塗装面積 |
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水分や下地に問題がある |
浸水原因や下地の補修を先行 |
止水・下地補修の内容、乾燥工程 |
実際の金額は、足場の要否や使用材料でも変わります。高い場所では、補修面積が小さくても作業のための足場が必要になる場合があるため、面積だけで費用を比べるのは適切ではありません。塗料名と塗装回数も確認します。
また、不具合を直す範囲と、色やつやをそろえるために塗装する範囲は別です。部分補修では周囲との仕上がりの差が目立つこともあり、壁の一面まで塗る提案が出る場合があります。
範囲を広げる理由が、周辺の傷みへの対応なのか、見た目をそろえるためなのかを確認しましょう。撤去後に追加補修が必要と分かった場合の、説明と見積もりの手順も確認してください。
保証と乾燥工程を確認し、修繕の日程を相談する
前回の塗装から間もない場合は、補修を進める前に保証書と契約書を確認し、施工会社へ連絡しましょう。保証期間内でも、対象となる症状や部位など、保証書の条件によって対応は異なります。膨れや剥がれがあるだけで、無償補修を受けられるとは限りません。 症状の写真と発見日を残し、現地確認を依頼してください。
補修の日程では、下地処理と乾燥の時間を確保する必要があります。塗装面が乾いて見えることと、次の塗料を重ねられることは同じではありません。メーカーの資料では指触乾燥と塗り重ね乾燥が区別され、気温や湿度、下地の状態でも時間が変わります。
製品の仕様に従い、洗浄後や補修後の乾燥、各塗装工程の間隔を工程表で確認することが必要です。雨による延期も想定しましょう。
年内の修繕を希望する場合は、原因の確認と補修範囲の検討に時間を取れるよう、10月中に中山建装へご相談ください。希望日に間に合わせるために必要な下地処理や乾燥工程を省くことはできません。相談時には、症状が現れた時期、前回の施工日、希望完了日をお伝えください。
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膨れ・剥がれの補修後に確認したい施工記録

補修の完了は、表面がきれいになったことだけでは判断できません。私は、原因として確認した問題にどう対応し、どの範囲を直したかまで分かる状態で、工事を振り返ることが必要だと考えています。着工前から記録の残し方を相談しておくと、引き渡し時の確認も進めやすくなります。
見た目の仕上がりと原因への処置を分けて確認する
膨れを削って塗り直した写真だけでは、水分が入り込む経路や下地の傷みに対応できたかまでは分かりません。浸水が原因と判断されたなら、どこを補修したのか、どのような方法で確認したのかを施工記録と照合します。原因が一つに絞れていない場合は、未確認の部分と今後の確認方法も残しておく必要があります。
色やつやの差については、補修前に合意した仕上げの範囲と比べましょう。見た目をそろえる追加塗装と、不具合への処置を分けると、何のための作業だったかを確認できます。
除去・補修・塗装の範囲を記録に残す
完成後に隠れる工程こそ、位置の分かる写真と作業内容を組み合わせて残したいところです。少なくとも、次の内容が対応しているかを確認します。
- 浮いた塗膜を除去した場所と、下地を補修した範囲
- 下塗りと上塗りの製品名、施工した日や工程の記録
- 当初の見積もりから変わった工事と、追加内容の確認記録
材料の写真だけで乾燥条件まで確認できるわけではありません。工程の間隔に疑問があれば、使用製品の仕様と施工記録をもとに説明を受けることが必要です。
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同じ場所に変化が出たときの連絡方法を決める
補修後の変化は、発見日と場所、安全に撮影できる範囲の写真を添えて施工会社へ伝えましょう。ご自身で膨れを破ったり塗り重ねたりすると、元の状態を確認しにくくなります。雨の前後で変わる場合は、その情報も手掛かりです。保証期間内かどうかだけで判断せず、まず状態を共有し、現地確認の方法と費用の扱いを確認する流れがよいと考えています。
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外壁の膨れ・剥がれは中山建装へご相談ください

外壁塗装の膨れや剥がれは、見える部分の塗り直しだけでなく、水分・下地・旧塗膜の状態を踏まえて補修する必要があります。前回の工事記録と保証書を確認し、原因への処置と塗装範囲が対応しているかを見ていきましょう。
中山建装へのご相談では、症状が出た時期と場所、前回の施工内容を分かる範囲でお聞かせください。厚木・大和で年内修繕を希望される方も、まず原因と補修範囲を確認するところからです。必要な乾燥工程を確保できる日程を、一緒に考えていきましょう。
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