戸建て住宅におすすめな屋根材「横暖ルーフ」とは?|【大和市で外壁塗装・屋根塗装をするなら中山建装】
リフォームについて屋根改修大和市塗装工事のお役立ちコラム建材
2024.07.04 (Thu) 更新
地域密着、丁寧施工がモットーの
代表取締役の中山です!
戸建て住宅の屋根のメンテナンスをしていると、劣化状況によっては「カバー工法」で覆い隠さなければならなかったり「葺き替え」で一新したりしなければならないという場面にも直面します。
そんな時、できるだけ「高機能な屋根材」に入れ替えることで、建物の機能性をアップさせるご提案をするのが一般的です。完成後の生活環境が向上するということは、光熱費や体感温度にも良い影響をもたらすことができるということになります。
今回ご紹介するのは「横暖ルーフ」というニチハ株式会社の販売している屋根材です。どのような特徴を持った屋根材なのか、どんな種類があるのかをご紹介しましょう。
▼合わせて読みたい▼
カバー工法で屋根を対処した時|天窓やソーラー電池の設置について
横暖ルーフとは
横暖ルーフとは、ニチハ株式会社が販売している金属屋根材です。どのような特ふろあ町があるのか見ていきましょう。
特徴
横暖ルーフは、ニチハ株式会社の販売する金属製屋根材の製品名で、ジャンルとしては「センタールーフ」と呼ばれるものになっています。製品の種類は「6種類」用意があり、機能性に優れている屋根材として多くの屋根に設置されている状況です。
超高耐久 横暖ルーフの特徴は「和風建築」でも「洋風建築」でも違和感なく使用できる落ち着いた雰囲気を持った屋根材ということです。そもそも屋根塗装が施されているのですが、塗膜の耐用年数が近づくにつれチョーキング現象が発生し始めるので、この時期には再塗装が必要になってきます。
屋根塗装できる塗料は限定されないので、金属製の屋根材に対する一般的な屋根塗装で対処することができます。ちなみに、使用されている金属は「ガルバリウム鋼板」なので、屋根の負担が小さくできるというメリットがあることを覚えておきましょう。
屋根材に断熱材が仕込まれているため、屋根材そのものが断熱構造になっているのがポイントになっています。基本的に長期保証を用意しているので、万が一屋根材にトラブルが発生しても安心です。
- 耐久性が高い
- 断熱性が高い
- 色あせしにくい
- 保証が豊富
これらが横暖ルーフの大きな特徴です。
ニチハ株式会社
ニチハ株式会社が有名になった背景には、ノンアスベスト屋根材の誕生によって生み出された「ニチハ パミール」という製品があります。短期間でアスベストを取り除いた屋根材を作らなければならなかったこともあり、製品の耐久テストや成分試験が十分に行われなかったことで、屋根材の強度が不十分なものが世に出回ってしまいました。
その事件は、社会現象ともなった「パミール現象」が今でも語り継がれており、令和の今でもまだ全ての対応が完了しきれていません。
しかし、非常に優れた建材を供給し続けている企業なので、製品の信頼性は高く、今も選ばれ続けている優秀な建材メーカーなのです。
横暖ルーフの種類
横暖ルーフは「6種類」の製品が用意されています。それぞれの特徴を把握しておくと、屋根の大規模な改修時に使用するものを選びやすくなります。
超高耐久 横暖ルーフαプレミアムS
横暖ルーフのフラッグシップモデルであり、非常に優秀な特性を発揮してくれるのが「横暖ルーフαプレミアムS」というモデルです。
使用しているのは「フッ素樹脂遮熱鋼板」という、塗料にはフッ素樹脂塗料を使用した高耐久性が期待でき、硬質ウレタンフォームを断熱材に使用した非常に優れた断熱性を誇る屋根材になっています。
- FブラックS
- FブラウンS
- FグリーンS
という3色展開で、遮熱性を持っているにも関わらず濃色なカラーバリエーションを選択できるのもポイントです。
ジョイント部分の気密性も高く、断熱性は他のものよりも期待できます。
表面材 |
フッ素塗装高耐食GLめっき鋼板 (厚み0.35mm) |
芯 材 |
硬質ウレタンフォーム |
厚 み |
最大17mm |
働き幅 |
260mm |
長 さ |
2960mm |
㎡/枚 |
0.770㎡ |
梱包入数 |
6枚 |
入数面積 |
4.62㎡ |
梱包重量※ |
約24kg |
枚重量 |
約3.8kg |
(引用:ニチハ株式会社)
超高耐久 横暖ルーフプレミアムS
横暖ルーフαプレミアムSと基本的な昨日は同じですが、ジョイント方法が異なるため、若干気密性が劣り、断熱性能が横暖ルーフαプレミアムSに一歩及ばないものの、屋根材としての機能は非常に優れているのが「横暖ルーフプレミアムS」です。
コストを抑えながらもハイパフォーマンスな屋根材を希望するという方には特におすすめしたい屋根材です。
- FブラックS
- FブラウンS
- FグリーンS
カラーバリエーションも同じですが、屋根材そのものの厚みが約5mm薄いので、断熱材の充填量に差があります。
表面材 |
フッ素塗装高耐食GLめっき鋼板 (厚み0.35mm) |
芯 材 |
硬質ウレタンフォーム |
厚 み |
最大12mm |
働き幅 |
260mm |
長 さ |
3030mm |
㎡/枚 |
0.788㎡ |
梱包入数 |
6枚 |
入数面積 |
4.73㎡ |
梱包重量※ |
約23kg |
枚重量 |
約3.7kg |
(引用:ニチハ株式会社)
超高耐久 横暖ルーフαS窯変
気密性を確保でき、洋風建築におすすめのカラーバリエーションを持った屋根材になっています。グラデーションカラーなので、色の濃淡を楽しむこともできます。
- テラコッタS
- ブリックS
- モダンS
これらの3色展開となっているため、明るい印象の屋根を作り出すことができるでしょう。
塗膜の保証期間は15年となっているので、設置から15年はチョーキングが発生する心配もありません。
表面材 |
ポリエステル塗装高耐食GLめっき鋼板 (厚み0.35mm) |
芯 材 |
硬質ウレタンフォーム |
厚 み |
最大17mm |
働き幅 |
260mm |
長 さ |
2960mm |
㎡/枚 |
0.770㎡ |
梱包入数 |
6枚 |
入数面積 |
4.62㎡ |
梱包重量※ |
約24kg |
枚重量 |
約3.8kg |
(引用:ニチハ株式会社)
超高耐久 横暖ルーフαS
横暖ルーフαプレミアムSが「プレミアム」じゃなくなった屋根材です。このプレミアムの部分は「フッ素樹脂塗料」を指しています。横暖ルーフαSはフッ素樹脂塗料ではなく「ポリエステル樹脂塗料」を使用しているので、こちらも十分に耐久性はあります。
- KブラックS
- KブラウンS
- KグリーンS
- KギングロS
カラーバリエーションは4色展開で、塗膜の保証期間は15年保証です。厚み17mmの断熱性は非常に優秀です。
表面材 |
ポリエステル塗装高耐食GLめっき鋼板 (厚み0.35mm) |
芯 材 |
硬質ウレタンフォーム |
厚 み |
最大17mm |
働き幅 |
260mm |
長 さ |
2960mm |
㎡/枚 |
0.770㎡ |
梱包入数 |
6枚 |
入数面積 |
4.62㎡ |
梱包重量※ |
約24kg |
枚重量 |
約3.8kg |
(引用:ニチハ株式会社)
超高耐久 横暖ルーフS
横暖ルーフのスタンダードモデルであり、このレベルで十分に高性能な屋根材です。横暖ルーフプレミアムSをあまり良い感じにご紹介していませんが、軽量で断熱性も高い屋根材として考えた場合、かなり高性能な屋根材であることに間違いありません。
横暖ルーフSは横暖ルーフプレミアムSの塗料違いというだけなので、やはり屋根材そのものは非常に優秀です。しかし、やはり塗料の差というものは大きく、塗膜の耐用年数が15年に引き下がってしまうのは痛いところです。
ただし、初回から塗装されている屋根材なので、わざわざ初回の屋根塗装をしないで済むという点は優秀だと言えるでしょう。
- KブラックS
- KブラウンS
- KグリーンS
カラーバリエーションは上記の3色展開です。
表面材 |
ポリエステル塗装高耐食GLめっき鋼板 (厚み0.35mm) |
芯 材 |
硬質ウレタンフォーム |
厚 み |
最大12mm |
働き幅 |
260mm |
長 さ |
3030mm |
㎡/枚 |
0.788㎡ |
梱包入数 |
6枚 |
入数面積 |
4.73㎡ |
梱包重量※ |
約23kg |
枚重量 |
約3.7kg |
(引用:ニチハ株式会社)
超高耐久 横暖ルーフS1820
ベースは横暖ルーフSですが、3030mmという長さが必要ない狭小地では6尺ほどの1820mmという長さがとても便利に使えます。塗膜保証期間も15年と変わら図、カラーバリエーションも同じ3色展開になっています。
表面材 |
ポリエステル塗装高耐食GLめっき鋼板 (厚み0.35mm) |
芯 材 |
硬質ウレタンフォーム |
厚 み |
最大12mm |
働き幅 |
260mm |
長 さ |
1820mm |
㎡/枚 |
0.473㎡ |
梱包入数 |
6枚 |
入数面積 |
2.84㎡ |
梱包重量※ |
約14kg |
枚重量 |
約2.2kg |
(引用:ニチハ株式会社)
横暖ルーフと屋根塗装
横暖ルーフの屋根塗装は、塗膜耐用年数に近づいた際に必ず施工すべきです。ガルバリウム鋼板なので、錆づらい特性は持っています。しかし、これが絶対ではないので、定期的なメンテナンスは行うようにしましょう。
ガルバリウム鋼板用の下塗り材が重要
ガルバリウム鋼板に塗料を乗せるなら、確実な下塗り処理が重要になってきます。アステックペイントの金属よう下塗り材を使用すれば、高い密着性を確保できるでしょう。
- 一液エクセルエポプライマーJY
- エポパワーメタルJY
- サーモテックメタルプライマー
ただの密着性アップではなく、遮熱性を向上させるような下塗り材を使用すると、上塗り材の効果を高めることも期待できます。
錆止め材で処理をする
金属屋根材なので、できれば防錆効果の高い下塗り材を使用することも検討して欲しいです。ロングライフ性能を維持するには、錆の発生は厳禁です。
- サビブロックシリーズ
- サーモテックメタルプライマー
- エポパワーメタルJY
- ラス・トレイント
ラス・トレイントのような防錆専用の材料は、ガルバリウム鋼板とも相性が良いのでおすすめです。
横暖ルーフで戸建ての屋根を最適化!中山建装にご相談ください
戸建て住宅の屋根材において、ニチハ株式会社の「横暖ルーフ」は非常に優れた選択肢です。横暖ルーフは高耐久性、断熱性、色あせしにくさ、豊富な保証など、多くのメリットを持つ金属製屋根材で、和風建築や洋風建築にも適しています。特に、ガルバリウム鋼板を使用しているため、屋根への負担が少なく、長期的なメンテナンスが容易です。
横暖ルーフには6種類のモデルがあり、それぞれに特徴とメリットがあります。例えば、「横暖ルーフαプレミアムS」は高耐久のフッ素樹脂遮熱鋼板を使用し、優れた断熱性と耐久性を誇ります。一方、「横暖ルーフαS」はポリエステル樹脂塗料を使用しており、コストを抑えつつも高性能を維持しています。各モデルは異なる色とサイズで提供され、様々な建築スタイルに対応可能です。
屋根材の塗装についても重要です。塗膜の耐用年数に応じて定期的なメンテナンスを行うことで、横暖ルーフの性能を最大限に引き出せます。ガルバリウム鋼板用の下塗り材を使用することで、高い密着性と防錆効果を確保し、遮熱性を向上させることが可能です。
大和市で屋根のリフォームを検討している方は、中山建装で横暖ルーフの優れた性能を実感してください。問い合わせフォームからのお問い合わせ、メール、電話でのご相談、またはショールームへのご来店をお待ちしております。中山建装が、最適な屋根リフォームをサポートいたします。
▼合わせてチェック!▼