【相模原市】 屋根カバーとは?費用やメリット・デメリットについて
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代表取締役の中山です!
相模原市で屋根の補修を考えている皆様!「屋根カバー工法」と「葺き替え」の違いをご存じですか?屋根カバー工法は、屋根材をすべて剥がして張り替える葺き替えと違って、廃材が出ず、低コストで工事できるため多くの方が取り入れています。
そこで今回は屋根カバー工法についての基本情報や費用、メリットやデメリットなどを紹介します!屋根の補修を考えている方は参考にしてみてください。
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屋根カバー工法とは?
屋根カバー工法とは、今ある屋根の上に防水シートを張り、新しい屋根材を被せる工法のことです。元々の屋根を剥がさないため短期間で行えるし、廃材を出さないため費用を抑えることができます。
屋根カバー工法は、スレート屋根や軽量金属屋根などの平たい板を使う屋根に向いており、新しく重ねる屋根も軽量のものを使うのが一般的です。
軽いものを使う理由は、屋根が重くなればなるほど建物に負荷がかかり、地震などに弱くなるからです。
相模原市で屋根カバーにかかる費用
屋根材 |
5,000〜11,000円/㎡ |
防水シート |
300〜1,000円/㎡ |
屋根材以外の各所 |
3,000〜11,000円/㎡ |
コンパネ・野地板 |
1,500〜3,000円/㎡ |
足場代 |
600〜1,500円/㎡ |
諸経費、管理費など |
全体の5%~10%程度 |
屋根カバー工法に必要な建材は大まかに4種類にわかれます。
まず元の屋根(下地)の劣化が激しい場合は、コンパネや野地板を使って整えます。必要ない場合もあるでしょう。
次に防水シートを張ります。防水シートは様々な種類があるため、後ほど紹介しますが、選ぶものによって耐用年数などが異なるため屋根材と合わせて考えましょう。屋根の端やもっとも高い部分、軒なども合わせて補修、もしくは交換します。
残るは新しく張る屋根材で、交換すれば新築のような屋根に生まれ変わります。
費用は屋根の面積や劣化具合によって大きく変わりますが、一般的な戸建て(屋根の面積が80㎡程度)であれば、100万円から150万円ほどかかるでしょう。
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屋根の面数でも費用が変わる
屋根カバー工法では材料や面積の他に、屋根の面数でも費用が変わります。一枚板のような片流れ屋根がもっとも安く、屋根が2面ある切妻屋根もそこまで高くなりませんが、寄棟屋根など面数の多い屋根はそれだけ費用が高くなります。
いくらかかるか不安な場合は、とりあえず見積りしてもらいましょう。見積りだけなら無料なので、予算ないで収まるか確認できます。
屋根カバーに使われる屋根材について
屋根カバーに使われる屋根材をいくつか紹介します。実際に業者にお願いする時は、費用も含めて相談して決めるといいでしょう。
化粧スレート
セメントを材料にした板状の屋根材で、安くて費用が抑えられます。ただし耐久性があまり高くなく、屋根の構造によっては雨漏りの心配があります。
転園の岩を削って板状にした天然スレートというものもあり、天然スレートは耐久性が高いです。ただし高価であるためあまり一般的ではありません。
化粧スレートにしろ、天然スレートにしろ耐用年数は20年から25年程度です。
アスファルトシングル
アスファルトシングルとは、ガラス基材などにアスファルトを浸透させ、表面に石粒を付着させています。
耐震性があり、とても軽いのがメリットで、風で吹き飛びやすいのがデメリットです。
耐用年数は20年から30年程といわれています。
ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛などでできています。耐震性があって軽く、屋根カバー工法でもっとも人気の高い屋根材です。
サビやすいため10年に1度程度メンテナンスが必要ですが、耐用年数は30年と長めです。
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ステンレス
ステンレスは軽くて耐震性がある上に、サビにも強い屋根材です。経年劣化で色あせていきますが、腐食の心配はありません。ただし、とても高価で主に海岸近くの建物に使われるため、相模原市ではあまり必要ないかもしれません。耐用年数は50年とかなり長めです。
銅板
銅板はその厚みによって耐久年数が大きく変わります。ある程度の厚みがあれば100年以上もつともいわれています。施工直後は銅らしい赤茶系野色ですが、時が経つと緑青の影響で緑色に変色するため、好みがわかれるでしょう。
軽くて耐震性もありますが、断熱性や防音性が低く、酸性雨や電食により穴が空きやすいのが欠点です。またとても高価であることから、あまり普及していません。
和風建築にはよくあう屋根材なので、和風の建物で耐久性を重視している方は候補にいれてもいいでしょう。
意外と大事!防水シートの種類
防水シート選びも意外と重要です。たとえば屋根材の耐用年数が50年だったとしても、防水シートの耐用年数が10年しかなければ10年後に雨漏りするかもしれません。
防水シートは屋根材の下にあるため、防水シートだけを交換するのは困難なので、屋根材とセットで考えるようにしましょう。
防水シートで一般的なのはアスファルトルーフィングと呼ばれる、アスファルト性の防水シートです。通常のものは耐用年数10年程度ですが、改質ゴムアスファルトルーフィングと呼ばれるものは20年程度もつでしょう。
その他にもアスファルトルーフィングより軽量な高分子系ルーフィングや、屋内の湿気を外に逃がすという機能を備えた透湿防水ルーフィングなどがあります。高分子系ルーフィングは耐用年数が20年ほどですが、透湿防水ルーフィングは50年ほどもつといわれています。
たとえば相模原市の屋根カバー工法によく使われるガルバリウム鋼板やアスファルトシングルは、耐用年数が20年から30年程度です。改質ゴムアスファルトルーフィングなどの20年以上耐用年数がある防水シートをオススメします。
耐用年数がほぼ同時期であれば、次回もまとめて交換すればいいため、ムダになりません。
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屋根カバー工法のメリットとデメリット
屋根カバー工法を行うメリットとデメリットをまとめました。実際に工事するまえに覚えておきましょう。
屋根カバー工法のメリット①「葺き替えより安い」
屋根カバー工法の最大のメリットは、屋根を張り替える葺き替えより、費用が安い点です。既存の屋根を剥がすだけでもお金がかかるし、廃材の処分にもお金がかかりますが、屋根カバー工法ならどちらも必要ありません。
現在の屋根にアスベストが含まれていると廃材の処分にかかる費用が高額になります。アスベストが含まれた建材は、今では製造されていませんが古い屋根には使われている可能性があるため注意しましょう。
屋根カバー工法のメリット②「断熱性や遮音性、防水性がアップ」
屋根カバー工法を行うと、屋根が2枚重ねになるため、断熱性や遮音性、防水性がアップします。断熱性が上がれば冬場の光熱費が安くなるし、遮音性が上がれば屋根の雨音もあまり気にならないでしょう。
屋根カバー工法のメリット③「工期が短く、騒音やホコリも少ない」
屋根カバー工法は屋根を剥がさないため工期が短く、騒音やホコリなどが発生するリスクも少ないです。そのため、近隣の方にもあまり迷惑をかけずに済むでしょう。
屋根カバー工法のデメリット①「瓦屋根やトタン屋根には不向き」
屋根カバー工法は瓦のように波打つ屋根材や厚みのある屋根材には不向きです。そのため陶器やセメントで作られた日本瓦の屋根には、行うことができません。
トタン屋根の場合は、カバー工法を行うより葺き替えの方が効率的だしメリットも大きいため、あまり行われません。
屋根カバー工法のデメリット②「屋根が重くなる」
屋根が重くなればなるほど、耐震性が低下する点には注意しましょう。屋根カバー工法を用いるのであれば、軽い屋根材や防水シートを使った方が安心です。
屋根の重さが気になる場合は、事前に業者に確認してもらって、どのような屋根材や防水シートを用いるべきか相談しましょう。
屋根カバー工法のデメリット③「建物内部の補修が必要な場合は不向き」
屋根だけでなく屋根の下地や内部まで補修が必要な場合、これらを補修するには屋根を剥がす必要があるため、結果的に葺き替えを選ぶことになるでしょう。
相模原市で屋根の劣化にお悩みならば中山建装にご相談ください!
屋根のカバー工法は、屋根の劣化症状にお悩みの方にとって、コストパフォーマンスに優れた施工方法です。ただし、安易にカバー工法を選択してしまうと、今回ご紹介したデメリットの影響で建物の寿命を縮めてしまうケースもあります。
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