屋根の野地板とは何のためにある?|【海老名市で外壁塗装・屋根塗装をするなら中山建装】
厚木市で地域密着、丁寧施工がモットーの 屋根塗装・外壁塗装専門店の中山建装です! 代表取締役の中山です! 海老名市で屋根塗装を検討されている方々にとって、単に屋根の見た目を良くするだけではなく、その下にある構造物―特に「野地板」についての理解も重要です。 野地板は屋根材の下に隠れていますが、その役割は非常に大きく、この板がしっかりしていなければ、屋根全体の安定性に影響を及ぼします。劣化の状態によっては、雨漏りやその他の問題を引き起こす可能性があります。 海老名市での屋根塗装工事において、野地板の状態を正確に把握し、必要に応じて補修や交換を行うことが、長期的な建物の健全性を保つ鍵となります。 今回のお役立ちコラムでは、野地板が屋根の中でどのような役割を担っているのか、その劣化の兆候、そして適切な対策方法について詳しくお話ししていきたいと思います。 ▼合わせて読みたい▼ 屋根に生える苔の問題点|苔・カビ・藻によるサビが建物を劣化させる 野地板とは 野地板とは、屋根材を固定するために設置される板のことです。つまり、この板がなければ屋根材の設置ができないということになります。一般的には、野地板の上には「ルーフィングシート」が敷かれ、野地板に雨が直接当たらないようにする防水対策が施されますが、古い建物にはルーフィングシートが設置されていない場合があります。 屋根を葺き替えたり、部分補修したりの対策を施している建物の場合は、後からルーフィングシートで防水対策を施している場合もあるので、建物の痛みが少ない場合もあるでしょう。 野地板の種類 野地板にはいくつかの種類があります。主に使用されているのは、以下の3種類になります。 構造用合板特類2級12mm 杉バラ板12mm 耐火野地板 これらが最もポピュラーな野地板ですが、中には若干品質を落とした建材を使用していることもあります。 構造用合板特類2級9mm 普通合板 コンパネ これらは野地板としては決して優れているとは言えません。むしろ、適していないとさえ言えるでしょう。 たった3mmの差が大きな違いになる 構造用合板特類2級の「12mm」と「9mm」では、野地板としての性能が大きく異なります。同じ種類ですが、厚みが薄くなるということは「強度不足」が発生してしまうのです。 12mmの合板を使用した場合、粘土瓦のような重量級屋根材を使用した場合でも問題なく設置できるのですが、9mmの合板を使用した場合、重さに耐えられずにたわみが発生してしまう可能性があるのです。 たった3mmの厚みの差ですが、非常に大きな強度の違いとなって現れてしまうということを覚えておきましょう。 見積りの中で「構造用合板特類2級9mm」という記載があるような場合、素材の違いがわからない素人から料金だけ巻き上げようとする悪質業者の可能性があります。 記載が9mmとされている業者であれば、まだ良い方です。悪いのは「12mm記載で9mmを使用する」という場合は、明らかな詐欺行為となります。工事で使用する材料を目にするということはあまりないと思いますが、少しでも疑わしい行動をする業者の場合は、一度細かい部分をチェックすることをおすすめします。 構造用合板とコンパネの違い 構造用合板とコンパネは、そもそもの用途が異なります。構造用合板とは「建材」のひとつとして数えられ、ホルムアルデヒドが発生しなかったり、接着剤の種類に違いがあったりという、簡単には説明できないのですが「建材」として使用することができる材料を指します。 一方、コンパネとは「コンクリート型枠用パネル」の略称で、片面がツルツルの鏡面仕上げになっているものを指すのです。コンクリートを作る際の「水槽」の役割を果たし、固まったコンクリートから剥がしやすいのが特徴で、防水性にも優れていると言われています。 防水性に優れているコンパネが野地板に適していないというのは、コンパネに使用されている接着剤があまり質の良いものではないからです。構造用合板に使用されている接着剤の方が優れており、経年劣化しても合板同時の結合が解消されづらいのですが、コンパネは結合が剥がれやすくなっています。 そのため、長期間雨に晒される可能性がある屋根にコンパネを使用するのは適していないのです。 よく使われる野地板 では、よく野地板として使用されている3種類の特徴について考えてみましょう。素材の細かな部分の特性は、専門的に作業をしている職人であっても全て把握しているとは限りません。しかし、これを知っているというだけでも、最適な対処方法に導ける照明になるはずです。 12mm以上の構造用合板 まず、構造用合板は非常に強度のある合板になります。そして、12mm以上の厚みがある構造用合板は、釘の保持力が非常に優れているのです。屋根材の適切な固定をするためには、9mm厚では十分ではありません。 また、上に職人が乗ってもたわみが生じず、作業性も良くなります。 12mm以上の杉バラ板 12mm以上の板厚は、先述した通り釘の固定性が良くなります。そして、杉バラ板という素材は、構造用合板の土台として使用されることが多い「枕材」です。バラ板そのものを野地板として使用すると、劣化した場合「踏み抜き」の原因になる場合があります。そのため構造用合板と組み合わせて「断熱層」を作る役割を持たせているのです。 ただし、バラ板を野地に使っている場合がないわけではなく、古い建物の場合は構造用合板で補強を施していない場合もあります。 耐火野地板 屋根用の石膏ボードだと思ってください。火災に強い特性を持っているセメント性のボードです。「木毛セメントボード」や「木片セメントボード」というものが使用されています。 野地板の寿命について 野地板は、いつまでも使用し続けられるものではありません。適切なメンテナンスを繰り返して寿命を延ばすことはできますが、必ず最終的に劣化する部分です。 では、なぜ劣化するかをご説明しましょう。 屋根材によって異なる 野地板が劣化する大きな原因は「結露」です。結露のせいで湿気を含んでしまうことで、野地板は劣化を進めます。つまり、通気性の良い屋根材を使用していれば劣化を遅らせられるということになるわけです。 定期的な屋根塗装をしていると延びる 屋根塗装をする場合、屋根材によっては「縁切り」という作業が発生します。これを施す際「タスペーサー」という器具を屋根材の両端に設置するのですが、これによって屋根材に若干の空間をつくらせることができるのです。 そのおかげで、屋根材の下にある空気を強制的に入れ替えることができます。実際には空気の入れ替えのために設置するウェア家ではないのですが、作業工程上うまい具合に換気ができるというわけです。 そのため、定期的に屋根塗装を施すことで、屋根材裏の湿気の発生を抑えることにつながるということになります。 野地板の劣化調査 野地板の劣化状況を確認する方法についてご紹介しましょう。ただし、ご自身で劣化を確認するということはやめてください。一応、室内から確認する方法もありますが、狭い場所に入り込む必要があるので、あまりおすすめはしません。 一般的には屋根に登って調査 屋根に登り、屋根材をずらして野地板の劣化を確認する方法が一般的です。この方法は、一般の方には絶対にしていただきたくありません。万が一怪我をしても、誰も責任をとってくれませんので、屋根には登らないようにお願いします。 室内から屋根裏を確認する 屋根にアプローチできる天袋が必ず存在します。そこから野地板の裏側を確認することができるのですが、50cm四方程度の小さな出入り口に、入った先は屋根裏になるので非常に埃っぽく、下手をするとアスベストが吹付けられている可能性もあるので、不用意に入り込まないようにお願いします。 ドローン調査では判明しない 屋根調査をドローンで行うというのは一般的になってきましたが、これでわかるのは「赤外線による調査」までで、野地板の劣化具合までは判明しません。そのため、ドローン調査で野地板が傷んでいることが判明したというような話があった場合には、絶対に修理依頼をしないようにしましょう。 ▼合わせて読みたい▼ 外装劣化診断士とは?外壁や屋根の専門家があなたのお宅を完全診断 野地板メンテナンスで建物を守りましょう!屋根塗装は中山建装にご相談ください! 野地板は見えない部分でありながら、屋根の構造と安全性を支える非常に重要な要素です。適切な野地板の選定とメンテナンスは、雨漏りを防ぎ、建物の耐久性を高めるために不可欠です。 海老名市で屋根塗装や野地板の補修をご検討の際は、中山建装にお任せください。私たちは専門的な知識と豊富な経験を持ち、お客様の大切な家を長期間保護します。 お困りのことがあれば、どうぞ遠慮なくお問い合わせください。問い合わせフォームから直接ご連絡いただくことができますし、メールやお電話でのご相談も受け付けております。さらに、実際の材料や施工例をご覧になりたい場合は、ショールームへの来店も心より歓迎しております。中山建装が提供するサービスにより、あなたの屋根を長持ちさせ、快適な住環境を維持するお手伝いをさせていただきます。 ▼合わせてチェック!▼ 中山建装塗装専門ショールーム
2024.05.18(Sat)
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