シロアリ被害の兆候と駆除・予防法|費用相場と外壁塗装時の同時対応のすすめ
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代表取締役の中山です!
シロアリは気づかぬうちに柱や床下を食い荒らし、住まいの強度を確実に低下させていきます。築年数が浅いから大丈夫と油断している間に被害が進み、「もっと早く対策をしておけばよかった」と後悔するケースも少なくありません。
被害を防ぐには、早期発見と計画的な予防が欠かせません。薬剤散布やベイト工法といった方法を知り、外壁塗装やリフォームのタイミングに合わせて点検を行えば、費用と手間を抑えながら効率的に住まいを守ることができます。
今回のコラムでは、シロアリ被害の兆候、駆除や予防の具体的な方法、さらに外壁塗装と同時に対応すべき理由を、分かりやすく解説します。今のご自宅に潜むリスクを確認し、安心を手に入れるための参考にしてください。
シロアリ被害のリスクと見逃しやすい兆候
シロアリは静かに、しかし確実に家をむしばんでいきます。多くの方が「うちは大丈夫」と考えてしまいますが、実際には被害が進行していても気づけないことが少なくありません。見えない場所で起きているからこそ、小さな兆候を早期に察知することが住まいを守る最大のカギとなります。
床下・柱・畳に現れる代表的な被害サイン
結論から言えば、シロアリ被害は「音」と「形」で気づくことができます。理由は、シロアリが木材を内部から食べ進めるため、外見がきれいでも中身はスカスカになっているからです。
具体的な例を挙げると──
- 基礎や壁に現れる「蟻道」と呼ばれる土の筋
- 柱や床を叩くと空洞音がする
- 畳や床板が沈む・きしむ
- 梅雨時期に羽アリが室内に飛来する
これらは典型的なサインです。ひとつでも当てはまれば、すでに内部で被害が進んでいる可能性があります。小さな変化を軽視せず、早めに専門家へ相談することが被害拡大を防ぐ第一歩です。
「うちは大丈夫」と油断できない理由
「築年数が浅いから心配ない」と思うのは危険です。実際に築10年〜20年の住宅でも被害が確認されており、特に湿気のこもりやすい床下構造や、河川・田畑の近い立地ではリスクが高まります。
シロアリは短期間で一気に被害を出すのではなく、時間をかけて少しずつ木材を食い荒らします。だからこそ、気づいたときには修復困難な状態になっていることが多いのです。油断が一番の落とし穴であり、「今は大丈夫」が「手遅れだった」に変わるのは一瞬です。
放置するとどうなる?耐震性・修繕費への影響
シロアリが狙うのは建物の柱や土台といった“骨格”部分です。これらが劣化すると建物の耐震性は一気に低下し、地震時の倒壊リスクが高まります。
さらに修繕費の負担も深刻です。初期段階なら数十万円で対応できる被害も、放置して柱や土台全体に広がれば、数百万円規模の大工事が必要になるケースも珍しくありません。
要するに、「見えないから大丈夫」ではなく「見えないからこそ早めに点検」が鉄則です。被害が広がる前に行動することが、家計と家族の安心を守る最善策となります。
シロアリ駆除・予防の方法と費用相場
シロアリ対策には「駆除」と「予防」の2つがあります。すでに被害が出ている場合は徹底した駆除が欠かせませんが、被害が確認されていなくても予防処理を行うことで長期的な安心につながります。後回しにすればするほど修繕費用は膨らむため、早めの対応が最もコストパフォーマンスの高い選択です。
駆除工事の一般的な内容と相場
結論から言えば、駆除工事は「薬剤散布」でシロアリの巣や通路を断ち切るのが基本です。理由は、床下から侵入するシロアリを徹底的に遮断することで再発リスクを最小化できるからです。
例えば、費用の目安は坪単価9,000円〜。建坪20坪なら約18万円が相場です。もちろん床下の環境が悪い場合や被害が広範囲に及んでいる場合は追加費用が発生することもあります
しかし、放置して数百万円規模の修繕工事が必要になるケースに比べれば、はるかに安価で済みます。
つまり「被害が出たらすぐ駆除する」ことが、結果的に家と家計を守る最良の判断となるのです。
予防処理で被害を未然に防ぐ
シロアリを寄せ付けないためには、事前の予防が何よりも効果的です。方法は大きく分けて「薬剤散布」と「ベイト工法」の2種類があります。
- 薬剤散布:床下や基礎部分に薬剤を撒くことで、短期間で効果を発揮。即効性に優れるため、すぐに安心を得たい方に向いています。
- ベイト工法:地中に毒餌を設置し、シロアリがそれを巣へ持ち帰ることで全体を根絶する仕組み。安全性が高く、小さなお子さまやペットがいるご家庭にも選ばれやすい工法です。
建物の構造や家族のライフスタイルに合わせて、どちらを選ぶかを検討することが重要です。予防処理は「やらなくても困らない」ものではなく、「やっておけば後悔しない」ための先行投資だと考えてください。
外壁塗装やリフォーム時に同時対応がおすすめな理由
シロアリ対策は単独でも行えますが、外壁塗装や屋根リフォームと同時に実施するのが効率的です。その理由は、足場設置や現場養生といった準備工程が重複するからです。
例えば、外壁塗装とシロアリ点検・予防を別々に行えば、足場代だけで数十万円の追加費用が発生することもあります。しかし同時に行えば、足場を一度組むだけで済み、費用も手間も大幅に削減できます。
つまり「外装工事と一緒にシロアリ対策を行うこと」が、家計にも住まいの健康にも最も合理的な選択肢なのです。
安心のために知っておきたい点検と業者選び
シロアリ対策で失敗を避ける最大のポイントは、被害が出る前に早く気づくこと、そして信頼できる業者を選ぶことです。点検や工事は一度で終わりではなく、住まいの一生を見据えた管理の一環と考えることが大切です。
無料点検を活用して早期発見
「まだ被害があるかわからないから…」と迷う必要はありません。なぜなら、多くの優良業者はシロアリ点検を無料で行っているからです。床下に潜って調査し、写真や動画で現状を報告してくれるケースもあり、専門家の目で確認するだけでも安心感が大きく変わります。
実際、被害が進んでからでは数百万円単位の修繕費がかかることもありますが、無料点検を活用すれば被害の芽を早期に摘み取れます。つまり「今すぐ点検すること」が、将来の出費を抑える最良の選択になるのです。
優良業者を見極めるチェックポイント
シロアリ対策は、誰に任せるかで成果が大きく変わります。信頼できる業者かどうかを判断するには、以下のポイントを確認してください。
- 工事に保証がついているか
- 使用する薬剤や工法をきちんと説明してくれるか
- 過去の施工実績が豊富か
これらが揃っていれば、その業者は安心して依頼できる可能性が高いといえます。逆に「価格だけで選ぶ」「説明が曖昧な業者に任せる」といった選択は、後々のトラブルにつながるリスクが大きいのです。
長期的な住まいの維持管理計画に組み込む
シロアリ点検は一度きりの対応で終わらせず、外壁塗装や屋根修理と同じように10年単位で習慣化するのが理想です。定期的に点検を続けることで、被害を未然に防ぎ、住まい全体の寿命を延ばすことができます。
結局のところ、家を守るのは「一度の大きな修繕」ではなく「小さな点検の積み重ね」です。長期的な視点を持ち、点検を生活の一部に組み込むことが、結果的にご家族の安心と資産価値の維持につながります。
FAQ|シロアリ被害と対策についてよくある質問
シロアリについて多くのお客様からいただくご相談は、「うちの家も大丈夫だろうか?」という切実な不安です。ここでは実際に寄せられる質問をもとに、被害の出やすい時期や費用、工事の必要性を分かりやすく整理しました。読んでいただければ、ご自身の住まいにどんなリスクがあるのか、そしてどう備えるべきかが見えてくるはずです。
Q.シロアリは築何年くらいで出やすいですか?
「古い家だから心配」「まだ新しいから大丈夫」──どちらも誤解です。シロアリは築30年以上の家で多く確認されていますが、築10年〜20年の住宅でも被害は決して珍しくありません。特に床下の湿気がこもりやすい地域や構造では、新築に近い家でも発生しています。
築年数よりも「立地」と「環境」がリスクを高める要因です。だからこそ、築年数に関係なく定期点検を行うことが重要です。
Q.駆除費用はどのくらいかかりますか?
駆除工事の相場は坪単価9,000円前後。建坪20坪の住宅なら18万円程度が目安です。ただし、被害範囲が広がると追加費用が発生します。
ここで大切なのは、「早期発見なら数十万円以内で済む」という点です。逆に放置すれば、柱や土台の補強や大規模修繕が必要になり、数百万円単位の出費につながることもあります。小さな投資で大きな損失を防げるのが、シロアリ駆除の本質です。
Q.シロアリ予防工事は必要ですか?
「まだ出ていないから大丈夫」と思う方も多いですが、予防は駆除以上に重要です。薬剤処理やベイト工法を取り入れることで、そもそもシロアリを寄せ付けない環境を作れます。
特に築5〜10年のタイミングで予防処理をしておくと、その後10年以上安心できるケースが多く見られます。予防は“不要な支出”ではなく、“将来の安心を先に買う投資だと考えてください。
Q.外壁塗装やリフォームと同時に行った方が良い?
答えは「はい」です。外壁塗装や屋根修理の工事では足場を設置するため、そのタイミングでシロアリ点検を同時に行うのが効率的です。
別々に依頼すると足場代だけで数十万円かかることもありますが、同時ならそのコストを大幅に節約できます。費用面のメリットに加え、一度の工事で外観も基礎も同時に安心できるという合理性があります。
Q.点検は本当に無料ですか?
優良業者であれば点検・調査は無料で実施しているケースがほとんどです。さらに床下の写真や映像を提示して“見える化”してくれるため、不透明さがなく安心できます。
「無料だから相談しやすい」「とりあえず現状を知れる」という声も多く、実際に一歩を踏み出すきっかけになっている方がたくさんいます。迷ったらまずは無料点検を試すことが、最初の安全策です。
Q.駆除後はどれくらい効果が続きますか?
薬剤や工法によって異なりますが、一般的には5〜10年の効果が期待できます。ただし湿気の多い地域や立地条件によっては再発の可能性もあるため、保証内容の確認と定期点検の併用が欠かせません。
つまり、一度駆除すれば一生安心ではなく、計画的に点検を重ねることで安心を長続きさせるという考え方が必要です。
中山建装なら外壁塗装と一緒にシロアリ対策もできて安心
シロアリは静かに建物をむしばむため、気づいたときには柱や床下が大きく損傷していた…というケースが少なくありません。放置すれば耐震性が低下し、修繕費も数百万円単位に膨らむ可能性があります。こうしたリスクを未然に防ぐには、外壁塗装や屋根工事など外装リフォームと同じタイミングでシロアリ点検を行うのが最も効率的で経済的です。足場を設置する工事と一緒に実施すれば、余計な費用や手間を省きながら安心を確保できます。
中山建装では、外壁塗装のご相談とあわせて無料点検を行い、床下や基礎の状態を写真付きでわかりやすくご報告しています。さらに、使用薬剤や施工内容についても丁寧にご説明し、ご家族にとって安全で納得できるプランをご提案しています。
「外壁工事のついでにシロアリ対策もしておけばよかった」と後悔する前に、ぜひ中山建装へご相談ください。お問い合わせはフォーム、メール、電話、またはショールームへのご来店で承っております。
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