天窓がある戸建てのソーラー電池設置事情|【大和市で外壁塗装・屋根塗装をするなら中山建装】
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代表取締役の中山です!
新築時には、多くの希望を建物のあちらこちらに詰め込んでいき、とても幸せな気分になるでしょう。
- 真っ白な外壁
- 開放的なリビング
- 光が差し込む天窓
多くの希望を詰め込んだ結果、理想とする建物ができ上がる一方で、後から生まれる追加工事に対するネガティブ要素が発生してしまうことも事実です。
特に、メンテナンス性やトラブル発生のリスクを抱えている「天窓」は、デザイン性が優先されてしまい、後から利便性を求めたときに障害となってしまう可能性があるということを覚えておきましょう。
今回の記事では「ソーラー電池を設置する際に天窓は障害となるのか」という疑問を解決していきたいと思います。
また、天窓があることによるメリット・デメリットについてもご紹介します。
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天窓があってもソーラー電池は設置できるのか
省エネルギー化を図る際、ソーラー電池を屋根に設置するというのは、現在多くのお住まいで行われているセオリーです。「エネファーム」のようなガスによる火力発電とともに、太陽光発電を行い売電にまで発展させるのが、オール電化住宅などでは一般的になりました。
しかし、建物の屋根に天窓があると、どうしてもネガティブ要素になってしまう部分が出てしまうので、ここをしっかりと理解した上で住宅購入をすることをおすすめします。
設置面積が減って発電効率が落ちる
天窓があるということは、その部分に「ソーラー電池を設置できない」ということを理解しておきましょう。せっかく天窓があっても、上にソーラー電池が設置されてしまえば、全く意味がない状態になってしまいます。
その結果、部分的にソーラー電池が設置できなくなるため、その部分で発電できる予定だった発電量が失われてしまうのです。つまり、発電効率が悪くなるわけですね。
天窓のある一部分だけを回避して、他の屋根部分全てをソーラー電池で覆えるのであれば良いのですが、パネル自体が規格品となっているため上手く回避するということは難しいです。そのため、たった一部分回避するだけで「ソーラー電池パネル1枚分ロスする」ということも少なくないのです。
屋根の重量が増えて耐震性が下がる
ソーラー電池を屋根に乗せるということは、その分の重量が建物全体にかかってしまうことを意味します。わざわざ軽量な屋根材を選ぶのに、そこに重量物を乗せるということは、建物にとってストレスでしかありません。
しかし、そのストレスを負ってでも太陽光発電を採用するメリットがあるのです。
ここで問題になるのが「天窓」の存在になります。窓自体の重量はサイズによってまちまちですが、およそ「18〜54kg」ほどの重量が屋根にかかるということを覚えておいてください。しかも、これは「サッシ+ガラス」の重さであり、設置用の構造材の重さは入っていません。そのため「+20kg」ほどは多く見積もっておくと良いでしょう。
屋根に重量物が乗るということは「耐震性が下がる」ことを意味しているので、大地震発生の際には大きなリスクを背負ってしまうことを覚えておいてください。
雨漏り発生リスクが増える
天窓は雨漏りが発生するリスクが増えます。これは十分に理解が必要です。本来、天窓設置部分には穴が空いていません。そこにわざわざ穴を空けて、常に重量がかかってしまうような作りのトップライトが設置されるので、屋根にはストレスがかかっています。
周囲の構造材が劣化してくると、屋根は重さによってたわみが生じます。その結果、天窓周辺からの雨漏りが発生してしまうのです。
しかも、ソーラー電池まで設置して重さが余計にかかってしまうということは、屋根が劣化する速度も早くなることを意味しています。結果的に、省エネ住宅化することとデザイン性を重視することで、雨漏りリスクが増えるということを理解した上で適切なメンテナンスを施す必要があるということを覚えておきましょう。
【結論】天窓があってもソーラー電池の設置はできる
かなりざっくりと言ってしまうと、天窓があるからといってソーラー電池が設置できなくなることはありません。ただし、天窓を塞ぐことはできないので「パネル設置数量」が減ります。その結果、発電効率が下がるということを理解しておきましょう。
天窓のメリット
ソーラー電池を設置する際に発生する、天窓のネガティブ要素を多くお伝えしてしまいましたが、実際に天窓を採用しなければ得られないメリットというものも存在します。このメリットがあるからこそ天窓を採用される方が多くいて、満足感の高いお住まいになることは事実です。
通気性が上がる
地表に近いほど空気の動きは少なく、高い位置ほど風の通りが良いです。天窓があると、この「空気の動き」を上手く活用して、建物全体の通気性をアップさせることができます。
窓が多い家は多いですが、その全てを解放してもなかなか空気の入れ替えがうまくいかないという建物は多いです。
しかし、天窓がある建物の場合、そこ一箇所を解放して抜ける場所を作ってやるだけで、建物内の空気が押し出されるようになるほどに、天窓による通気性の向上は顕著になります。
採光量が増える
屋根で完全に塞がれていると、どうしても電気以外で明るさを確保することが難しくなります。壁面に窓があったとしても、小さな窓ではほとんど効果は得られません。
一方、小さな天窓であったとしても、屋根からは太陽の光がほとんどダイレクトに入り込むので、ちょっとした明かり取りよりも絶大な採光量を発揮してくれるでしょう。
開放感
天井から空が見えるというだけで、建物内部の閉塞感は一気に解消されます。天気の変化や季節の移り変わりも、横方向の視界から感じるものと、縦方向で見上げるように感じるものでは印象も変わってくるでしょう。
これは天窓だからこそ感じることができる大きなメリットです。
デザイン性向上
天窓ひとつで、建物の印象は大きく変わります。全面屋根材で覆われている建物と、部分的に天窓がある建物では、販売価格にも違いがあることがわかるでしょう。
また、通常の電気の明かりとは違い、自然光による光の入り方によって室内の印象を楽しむことができるのも、天窓があるからこそ楽しめるひと時です。
外からも中からもデザイン性を感じることができるのは、天窓の魅力です。
プライバシー向上
同じように明るい部屋を作ろうと思った時、壁面の窓を増やすよりも天窓を設置する方が、周囲からの視線を気にせずに済みます。これは掃き出し窓や明かり取りを増設するよりも「防犯面」から考えても大きなメリットと言えるでしょう。
建物内部が外から見えやすいと、中に人の気配があるかどうかを一目で把握できてしまいます。もし、周囲を塀で囲まれた建物で、壁面の窓が多い透明性の高いお住まいだった場合、空き巣被害に遭う可能性も高くなってしまいます。
しかし、天窓で採光量を増やしているのであれば、プライバシーを守りやすくなるでしょう。
天窓のデメリット
普段の生活の中で、天窓があるからこそ発生するデメリットも理解した上で、天窓を採用することが重要です。見た目の良さや、デザイン性だけを重視するだけでは「済み続ける」上では不便に感じるところも出てくるのです。
雨漏りリスク
ソーラー電池の設置の解説中にもお伝えしましたが、天窓には雨漏りリスクが発生してしまいます。これは天窓独自の問題なので、定期的に厳重なメンテナンスが必要です。
天窓の重さは、屋根にとって大きな負担になります。経年劣化が進めば、重さがかかっている部分を中心に屋根はたわみはじめ、ちょっとした歪みから雨漏りが発生する可能性を理解しておきましょう。
はめ殺しの天窓であれば、周囲のシーリング材の打ち替えである程度対処ができますが、可動式の天窓の場合、サッシの歪みや開閉時の衝撃による噛み合わせのズレなども、雨漏りの原因となる可能性があります。
それらをしっかりとメンテナンスできる施工業者との付き合いは、天窓のある建物にお住まいの方には重要です。
雨音が入りやすい
天窓を設置する場合、そこからの明かり取りを期待するため「屋根裏を設置しない」ような設計をするようになっています。屋根裏部屋を快適にするために天窓を設置するケースもありますが、最近の流行りは「開放感のある吹き抜けの建物」なので、屋根裏を設置せずにリビングにダイレクトな状態で天窓があることが多いです。
その結果、屋根で発生した音が直接室内に響くようになってしまうことを覚えておきましょう。雨音はもちろん、屋根で鳥が跳ね回っていたり、動物が駆け回る音も防げません。
メンテナンス性が悪い
残念ですが、天窓は非常にメンテナンスが悪い窓です。屋根面に沿って作られている天窓であれば、窓拭きすら満足に行えないでしょう。仮に鳥フンがかかってしまった時でも、すぐに排除するのは難しいです。
外側の汚れは業者に頼んで対処しなければならない場合も多く、その度にメンテナンスコストが発生するというのも、天窓を採用したことによるデメリットだと言えるでしょう。
断熱性が下がる
天窓にペアガラスを使用したとしても、天窓のない建物に比べると「断熱性」が大幅に悪いです。これは「雨音が入りやすい」の項でもご紹介した通り、屋根裏が存在しないことが大きな理由になります。
本来、屋根裏は「断熱層」として建物に熱が直接入り込まないための役割を持っているのですが、天窓の魅力を最大限享受するために、屋根裏を作らない構造の建物が増えていることが理由です。
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天窓のある住宅でソーラー電池設置を検討中なら中山建装へご相談を
天窓は、光を取り入れ、開放感を与える魅力的な要素です。しかし、ソーラー電池を設置する際には、いくつかのデメリットも理解しておく必要があります。天窓があることでソーラー電池の設置面積が減少し、発電効率が低下する可能性があります。また、天窓の重量が加わることで耐震性が下がり、さらに雨漏りリスクが増えることも覚えておくべきです。
それでも天窓の採用には、通気性や採光量の増加、デザイン性の向上、プライバシー保護といった多くのメリットがあります。天窓があることで、部屋の明るさや開放感が大きく向上し、住まいの魅力が増します。しかし、定期的なメンテナンスが必要であり、雨漏りや雨音などの問題にも対応しなければなりません。
天窓のある住宅でソーラー電池の設置を考えている方は、発電効率や耐震性、メンテナンスの問題を総合的に考慮することが重要です。大和市で天窓のある住宅のソーラー電池設置やメンテナンスをお考えの際は、中山建装にご相談ください。問い合わせフォームからのお問い合わせ、メール、電話でのご相談、またはショールームへのご来店をお待ちしております。中山建装が、最適なソリューションをご提案し、快適な住まい作りをサポートいたします。
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