外壁タイルのメンテナンスに「トップコート」はあり?|【大和市で外壁塗装・屋根塗装をするなら中山建装】
2024.07.05 (Fri) 更新
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外壁塗装をしていると、時々とても豪華なお宅と出会うことがあります。そして、そこにお住まいの方から「外壁タイルも塗装はできるの?」と尋ねられたりもするのですが、外壁タイルは基本的に「外壁塗装は必要ない」外壁材です。そのため、あえて塗装工事をする必要はないでしょう。
しかし、外壁タイル特有の悩みもあるので、外壁塗装によってある程度緩和することができるのも事実です。
今回の記事では「外壁タイルと外壁塗装」の関係性について考えていきたいと思います。
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外壁タイルのメリット
外壁タイルは「外壁塗装が必要ない外壁材」なので、定期的なメンテナンスだけしておけば住み続けることができます。どのようなメリットを持った外壁材なのか考えてみましょう。
メンテナンスフリー
外壁タイルは、素材そのものが劣化するということがほとんどないため、正常な状態を保つことができていれば基本的に「メンテナンスフリー」です。とは言っても、タイルの設置時に漆喰やシーリング材などの固定材を使用しているため、これらのメンテナンスは必要だということを覚えておきましょう。
タイルそのものは「50年以上」使用し続けられるものなので、脱落や破損がなければメンテナンスする必要はありません。
抜群のロングライフ性
先ほどもお伝えしたとおり、外壁タイルそのものは「50年以上」の耐久性を持つ外壁材です。他の外壁材には不可能な耐用年数なので、実際にこの外壁材は非常に優秀だと言えるでしょう。
圧倒的な高級感
外壁タイルという建材は、他の外壁材に比べると導入コストも高く、高級建材として扱われています。建物の「格」も上がるので、綺麗にメンテナンスされている外壁タイルの建物は、それだけで高級感漂うのは事実です。
外壁タイルのデメリット
高級建材である外壁タイルにも、いくつかのデメリットがあります。最高の状態を維持していても、そこには相応の苦労もあるということを理解しておかなければなりません。
導入コストが高い
外壁タイルで建物を覆うには、非常に高額な導入コストが発生します。部分的にタイル張りにしているのとは訳が違うので、材料費だけでも相当な金額です。
部分タイルのような装飾的な場合は、使用するタイルも大した数は必要ありません。しかし、外壁全面をタイル張りにするということは、一般的な建売住宅とは一線を画する高級住宅だということの証明になります。
外壁の張り替えで外壁タイルにしようと考えた場合、圧倒的にサイディング張りの方がコストを抑えられるので、タイル調のデザインのものを選ぶという方が多いです。本格的なタイル張りにしようと思うと、構造の強度なども向上させなければ意味がないので、単純にタイル張りにするという方はほとんどいません。
業者の技術で耐久性に差が出る
外壁タイルのメンテナンスをする場合、扱いに慣れている業者でなければすぐに問題が再発してしまうのです。狭い範囲のケレン作業や、ちょっとした凹凸の対処をどれだけ丁寧に行えるかによって、問題を完全に解決できるか、ある程度妥協してしまうのかという差が出てくるのです。
悪質な業者の場合、見た目だけを取り繕って対応完了とするような場合もあるので、メンテナンスの依頼をする業者を見極める目も必要になってくるでしょう。
落下リスク
外壁タイルのトラブルは「タイルの脱落」がほとんどです。この脱落を防ぐことがタイル職人の腕の見せ所な訳ですが、ここに必要なのが「徹底したケレン作業」につながってくる訳です。
外壁タイルのロングライフ性能は、設置されている状態だからこそ発揮されます。もし既存の位置から落下してしまうと、今度は「破損」の可能性が出てきてしまうので、仮に拾ったタイルが元の耐久性を維持できているとは限りません。
もし欠けていたり割れていたりすれば、当然耐久性は落ちているでしょう。外壁タイルを長期間使い続けるには、確実なケレン作業によって落下しない下地処理をした上で、再度設置し直す技術が必要だということを覚えておきましょう。
外壁タイルのメンテナンス
外壁タイルのメンテナンス方法について、簡単にですがご紹介したいと思います。基本的には「外壁塗装とは別の作業」なのですが、メンテナンス方法としては「サイディングの目地にシーリング材を打ち替える作業」と大きく変わらないため、外壁塗装業者でもタイルのメンテナンスは行っているのです。
交換
外壁タイルというのは、使用するタイルによっても異なるのですが、部分的に入れ替えることが可能になっています。色が抜けてしまったり、欠けてしまったりすると、そのタイル1枚を交換することで補修することができるのです。
問題箇所のタイル周辺にある目地埋め材を取り除き、下地となっている固定材もしっかりと剥がした上で、高さを合わせ、チリ合わせをしながら元の状態に仕上げていきます。
この交換作業は外壁タイルのとても重要なメンテナンスなので、高い技術が求められるでしょう。この技術がそのまま仕上がりに影響してしまうので、付き合う業者はしっかりと吟味することをおすすめします。
浮きの補修
外壁タイルは、固定しているモルタルや漆喰などが内部で崩れてしまうと、タイルの浮きとして症状が現れてしまいます。建物の揺れや軋みによって少しずつ剥がれしまい、最終的には脱落することも考えられるので、浮きが判明したら早急に固定し直しの対応が必要になるでしょう。
見た目にわかるほど浮いていればわかりやすいのですが、多くの場合「ほんの少しの隙間」がタイルの周辺に見える程度で、ある日突然ぽっかりと穴が空いているという状態を発見することが多いです。
業者も、タイルの浮きを確認するために特殊な棒でタイルの上をこすりながら浮いている場所を見つけていくので、パッと見ただけではなかなか問題箇所を見つけるということは難しいのです。
浮いているタイルは、タイル交換と同じ原理で固定し直していきます。
シーリング材の充填
ハウスメーカーによって外壁タイルの固定方法が違うのですが、一部の外壁タイルを売りにしているようなハウスメーカーの場合、自社ブランドの外壁タイルパネルをシーリング材で固定するというような方法をとっています。
パネル形式なので、それぞれの接合面を密着させると「タイル間の目地ができない」というメリットが生まれるのです。
しかし、このようなパネル方式の外壁タイルではない場合でシーリング材を使用していると、雨ざらしになってしまう部分のシーリング材がどんどん劣化していきます。ひび割れや黒く変色するという状態になってしまうので、これらを打ち替えなければなりません。
工程としては漆喰やモルタルのケレン作業と変わらないのですが、シーリング材はそれらよりも剥がしやすいというメリットがあるので、作業がスムーズに進むことが予想されます。
洗浄
外壁を正常な状態で維持するためには、外壁洗浄がとても重要になってきます。特に、外壁タイルは基本的に「塗膜コーティング」がないので、目地部分や表面に藻やカビが生えやすい状況なので、外壁洗浄はとても効果が高いのです。
定期的な外壁洗浄によって、表面の汚れを落としながらタイルの浮きにも気づくことができるので、早い段階でタイルの不具合に気づくことができるでしょう。
劣化した目地材に高圧洗浄をかけてしまうと、一気に剥がれ落ちる危険性があるので、個人で掃除をする場合には「ブラッシング」と「水道水」の流速で行うことをおすすめします。家庭用の高圧洗浄機でも劣化した目地は吹き飛ぶ恐れがあります。
おすすめのメンテナンス方法
外壁タイルを保護するためのメンテナンスは、外壁塗装業者ならではの方法が2つご提案できます。これを施すことによって、外壁タイルのメンテナンス周期を引き延ばすことができるでしょう。
一般的には必要ないとされている外壁タイルに対する外壁塗装ですが、ちょっとしたテクニックを駆使すると耐久性を飛躍的にアップすることができますよ。
「ジョイントシールド」で目地の保護
アステックペイントの製品の中に、磁器タイルの目地の保護材として「ジョイントシールド」という保護材が用意されています。漆喰やモルタルをコーティングすることで、雨による劣化を遅らせることができるのです。
早い話が「目地材用のシーリング材」です。アルコール系の溶剤なので、シリコン系溶剤のように盛り上げていくタイプではありませんが、目地に入り込む水分をシャットアウトすることができるので、目地がすぐに劣化することがありません。
「クリア塗料」でトップコート
外壁タイルは、表面に塗料を乗せる必要がありません。むしろ、タイルを塗装してしまうと、元々着色されている意匠が見えなくなってしまうので、タイルを使っている意味がなくなってしまいます。
しかし、これはあくまでも「色を塗った場合」の塗装になります。色がなければ、タイルの意匠を損なうことがありません。それを実現できるのが「クリア塗装」です。表面を塗膜によってコーティングするだけで、タイルが傷つくことも、目地に水が入り込むことも、表面に汚れが付着することも防げるようになります。
- 美観維持
- 防水効果アップ
- タイルの脱落防止
そして、大きな改善ポイントが「タイルの脱落防止」です。塗膜によってコーティングされているので、タイルが塗膜によって保持されています。表面をラッピングされているのと同じなので、タイルの脱落を防ぐことができるのです。
外壁タイルのメンテナンスなら中山建装にご相談ください
外壁タイルは、その耐久性と高級感から、戸建て住宅において非常に人気の高い外壁材です。しかし、そのメリットを最大限に引き出すためには、適切なメンテナンスが必要です。基本的に外壁塗装は不要ですが、タイルの浮きや脱落を防ぐために、定期的なチェックと適切な対応が求められます。外壁タイルは長寿命で、メンテナンスフリーと言われていますが、固定材である漆喰やシーリング材の劣化は避けられません。そこで、ジョイントシールドやクリア塗料を用いることで、目地の劣化を防ぎ、タイルの脱落を防止することが可能です。
特に、アステックペイントのジョイントシールドは、目地材の保護に効果的で、雨水の浸入を防ぎ、劣化を遅らせます。また、クリア塗装は、タイルの美観を保ちながら防水効果を高め、タイルの脱落防止にも寄与します。これにより、タイルの耐久性を飛躍的に向上させることができます。
大和市で外壁タイルのメンテナンスを検討されている方は、中山建装にご相談ください。問い合わせフォームからのお問い合わせ、メール、電話でのご相談、またはショールームへのご来店をお待ちしております。中山建装が、あなたの外壁タイルを長持ちさせるための最適なソリューションを提供いたします。
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