外壁からの雨漏りにつながる劣化症状について|【海老名市で外壁塗装・屋根塗装をするなら中山建装】
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外壁塗装や屋根塗装というのは、表面をコーティングするだけが作業の全てではありません。周囲の劣化や破損を補修し、次のメンテナンス周期が訪れるまで無事に建物が使用し続けられるように対処することも、施工する作業の中に入っているのです。
では、どのような劣化や破損状況を補修するのか、どのような状況までは許容範囲になっているのかご存知ですか?
今回の記事では 「外壁に発生する劣化症状の種類と許容範囲」についてご紹介したいと思います。また、どのような材料を使用して対処するのかという点もご紹介します。
外壁の劣化症状
一般的に、外壁というものは「経年劣化」によって少しずつ劣化を続けています。今この瞬間も劣化し続けていて、その劣化スピードをどれだけ遅らせることができるかという点が重要になってくるのです。
では、どのような劣化症状が出るのかを考えてみましょう。
チョーキング現象
塗料の表面に粉が吹いてしまう現象のことを「チョーキング現象」といいます。チョーキング現象が発生してしまう理由は「樹脂成分の劣化」です。日光と白色顔料が反応することで発生する「ラジカル」という成分が、樹脂成分を分解します。
その結果、チョーキング現象を発症してしまい、表面に粉が吹いてしまうのです。
チョーキング現象が発症すると、塗膜表面には汚れが付着しやすくなってしまいます。水はけも悪くなり、劣化速度はどんどん早くなってしまうでしょう。その結果、表面に藻が生えたり、カビが発生するという事態に発展してしまうのです。
このような状態になると、外壁塗装をしなければ本来の強度を取り戻すことはできません。
苔やカビの発生
苔やカビが発生してしまうと、外壁塗装はすでに十分な効果を発揮できなくなっているはずです。しかし、そのまま外壁塗装をして隠してしまっても、苔やカビは対処できないということを覚えておいてください。
しっかりと根っこの末端まで駆除し切らないと、塗膜の下で繁殖し続けてしまうのです。その結果、せっかく新しくした塗膜が剥離するという事態が発生する可能性もあります。
苔やカビというのは、胞子で繁殖していく植物です。そのため、表面的に対処できただけでは不十分です。ケレン作業で表面の苔やカビを落とした後は、ほんの少しの隙間に残っている根っこの末端に「溶剤」で活動を停止させるという対処が必要になります。
しっかりと効果のある防カビ剤や防藻剤を使用すると、今発生している苔やカビだけではなく、今後生えようとする苔やカビの予防にもつながるのです。
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ひび割れ
ひび割れは、外壁塗装をしたばかりでも発生してしまいます。塗膜が硬いほどひび割れは発生しやすいため、高級塗料であるフッ素塗料や無機塗料でもひび割れを防ぐことは難しいでしょう。
一方、ひと昔前のスタンダード塗料であるウレタン塗料は、塗膜に柔軟性を持たせることができたのでひび割れ対策には非常に有効でした。しかし、塗料の寿命が短いことからシリコン塗料にお株を奪われています。
さて、ひび割れは塗膜だけの問題ではなく、外壁材がひび割れることがいちばんの問題になります。外壁材がひび割れてしまうと、そこから雨漏りが発生してしまうのです。表面化すれば判明しますが、室内で表面化しなかった場合「基礎部分」で雨漏りが発生してしまう可能性も出てくるので、建物の寿命に大きく影響を及ぼしてしまうでしょう。
室内の雨漏りであれば、家財を買い直すことで対処できます。その費用も火災保険を使用することができると考えれば、実質的な被害は比較的少なく済みます。
しかし、基礎部分で発生した雨漏りはそういうわけにはいきません。基礎コンクリートは防水対策がされているわけではないので、徐々に雨水が染み込んでしまいます。そして、土壌改良されている基礎コンクリートの下にある地面を緩めてしまうのです。
その結果、最悪の場合「地盤沈下」を起こし、建物が傾いてしまう可能性があるということを覚えておいてください。
シーリング材の劣化
外壁のひび割れと同様に、シーリング材の劣化でも雨漏りが発生する可能性があります。外壁の高い部分でシーリング材の劣化が発生した場合、構造材を伝って雨漏りになったり、断熱材に染み込んでカビが発生したり、その影響でクロスが剥がれたりと、様々な形でトラブルが発生してしまうでしょう。
シーリング材の補修には「増し打ち」と「打ち替え」という方法があるのですが、確実に補修したい場合には打ち替え一択です。増し打ちでは劣化したシーリング材を回復する効果は見込めません。
一時凌ぎであれば増し打ちでも十分な効果があるのですが、後日必ず打ち替えることになるので、時間に余裕があるのであれば打ち替えてしまうことをおすすめします。
シーリング材には3つの役割があります。
- 接着
- 緩衝
- 防水
接着は外壁材同士をつなぎ合わせておくという役割です。そして、シーリング材の持つ柔軟性・弾力性が外壁材同士の振動を抑えてくれるので、外壁材が割れづらい状況が生まれます。さらに、密着して外壁を保持することで水の侵入を防ぐのが大きな役割と言えるでしょう。
最適な状態を維持することで、建物の雨漏りを防いだり、ひび割れを抑えたりしているのです。
雨漏りに発展する可能性が高い外壁の劣化症状は?
雨漏りに発展する可能性が高い外壁の劣化症状は「ひび割れ」と「シーリング材の劣化」でしょう。他のものも結果的には雨漏りに発展する可能性はありますが、直接的に雨漏りが発生する原因になるのはこの2つです。
では、これらの危険性についてご紹介します。
ひび割れは0.3mmまでが許容範囲
ひび割れというのは、非常に狭い隙間であっても雨漏りに発展する可能性があるということを覚えておいてください。その許容範囲は「0.3mm幅」という非常に狭い隙間なのです。
0.3mmというと、細いタイプのシャープペンシルの芯程度の幅しかありません。一般的な0.5mmの太さが入ってしまう状態であれば、確実に雨漏りしてしまうでしょう。
深さも、たった4mmまでという浅さが許容限界なので、本当にちょっとしたひび割れが雨漏りになるという事実を覚えておいてください。
シーリング材の劣化は雨漏りの危険性大
シーリング材というのは、全体が同じように劣化していくわけではありません。完全に同じように施工されているように見えても、実は内部に空気が入っていて、シーリングの密度が不十分だという場合もあるのです。
そのため、シーリング材が劣化してしまうと、いきなり内部に雨が侵入してしまう場合もあるということを覚えておいてください。
また、ひび割れるような劣化の仕方であればわかりやすいですが、プツプツと穴が開くような劣化をしてしまうと、見た目には劣化症状として判断しづらく、それでいてしっかりと毛細管現象により水分を内側へと運ぶ効果を持ってしまうので、知らぬ間に雨漏りが発生するという場合もあるのです。
外壁塗装で雨漏り対策するのに適している材料は?
外壁塗装で雨漏り対策をする場合、効果的なシーリング材と塗料をご紹介します。アステックペイントの高機能材料は、雨漏りを的確に対処する強い味方になるはずです。
アステックシール高耐候4000
シーリング材にも、耐用年数があります。そして、劣化しづらい成分というものも存在するので、できる限り効果の高い材料を使用することが雨漏り防止に役立つのです。
アステックシールの中でも、この「アステックシール高耐候4000」は、18〜22年のロングライフ性能を発揮する非常に優れたシーリング材です。
劣化しづらく、弾力性にも富んでいるので、建物をしっかりと守ってくれるでしょう。
プラチナECコート5000EX
弾力性のある塗料を使用することで、外壁材のひび割れをカバーすることができます。「プラチナECコート5000EX」は、ピュアアクリル樹脂を使用した最高の塗料なので、伸縮性は最高の性能を持っています。さらに、塗料の寿命も非常に長く、長期間の雨漏り対策に役立つのです。
中山建装で安心の雨漏り対策を!
外壁塗装や屋根塗装の劣化症状についてご紹介しましたが、適切なメンテナンスと高品質な材料の使用で、雨漏りを効果的に防ぐことができます。特に、アステックペイントの「アステックシール高耐候4000」や「プラチナECコート5000EX」は、長期間にわたり建物を守る優れた性能を発揮します。
中山建装は、アステックペイントが運営する「プロタイムズ」の加盟店として、信頼性の高い外壁塗装サービスを提供しています。外壁や屋根の劣化症状が気になる方、雨漏り対策をお考えの方は、ぜひ中山建装にご相談ください。専門知識を持ったスタッフが丁寧に対応いたします。
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