塗料による違いは?厚木市で外壁塗装をする前に知っておきたいこと
2024.02.28 (Wed) 更新
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もし外壁塗装を考えているのであれば、塗料による違いをしれっておかないと損をしますよ!
雨風に強い塗料や汚れに強い塗料、長持ちしやすく長い目でみればコストをおさえられる塗料などがあるので、建物に最適なものを選ぶのが大事だからです。
今回のブログでは、外壁塗装で使われる主な塗料の特徴についてお話していきたいと思います。
外壁塗装で使われる主な塗料の比較
外壁塗装で使われる主な塗料の耐用年数と1平方メートルあたりの単価は以下の通りです。
塗料の価格は変動しやすいので、あくまで参考程度にお考えください。
耐用年数は雨風や地震、潮風にあたりるかや日差しの強さなど環境に大きく左右します。
塗料の名前 |
耐用年数 |
1平方メートルあたりの単価 |
アクリル塗料 |
3〜8年 |
1,000〜1,800円 |
ウレタン塗料 |
5〜10年 |
1,700〜2,500円 |
シリコン塗料 |
7〜15年 |
2,300〜3,500円 |
ラジカル塗料 |
8〜16年 |
2,200〜4,000円 |
フッ素塗料 |
12〜20年 |
3,500〜4,800円 |
光触媒塗料 |
10〜20年 |
3,500〜5,500円 |
セラミック塗料 |
10〜25年 |
2,300〜4,500円 |
無機塗料 |
10〜25年 |
3,500〜5,500円 |
アクリル塗料の特徴
- 最も安い塗料
- 耐用年数が短いのが欠点
アクリル塗料はとにかく安く、カラーバリエーションが豊富です。
そのかわり耐用年数が短く、すぐに塗り替えないといけません。
そのためとにかく目の前の費用をおさえて外壁塗装をしたい方、定期的に塗り替えをして建物の雰囲気を変えたい方にオススメです。
建物のすべてを同じ塗料で塗る必要はないので、部分的にアクリル塗料を使用して定期的に雰囲気を変えるのもよいでしょう。
しかし長い目でみるならば高くつく塗料であるため、コスト重視の方は他の塗料も選択しに入れた方がよいかもしれません。
たとえば、アクリル塗料の2倍程度の価格となるシリコン塗料は、耐用年数が2倍以上あります。
セラミック塗料や無機塗料になると価格は2倍から3倍になりますが、耐用年数は3倍以上になります。
ウレタン塗料の特徴
- 価格と耐用年数のバランスがよい
- シリコン塗料を比べると機能性で劣る
ウレタン塗料はアクリル塗料と比べればかなり耐用年数が長く、その割に安いので価格と耐用年数のバランスがよい塗料といえます。
また多くの塗料はひび割れしやすいという欠点を持ちますが、ウレタン塗料は弾性があるためひび割れにくい素材です。
密着性が高いため、木製の部分や塩化ビニール製の雨どいなどの塗装にも向いているので、部分的にウレタン塗料を使うのもよいでしょう。
大きな欠点はありませんが、一般的に多く使われるシリコン塗料と比べると耐用年数が短く、製品によっては変色しやすい点がデメリットです。
汚れにくいという点でもシリコン塗料と比べると劣っているので、アクリル塗料ほど耐用年数が短いのは困るが、適度に塗り替えて外壁の雰囲気を変えたい方にオススメです。
シリコン塗料の特徴
- 価格と耐用年数のバランスがとてもよい
- ひび割れに弱い
シリコン塗料は価格と耐用年数のバランスがウレタン塗料以上によく、比較的安い価格の塗料の中では長持ちします。
汚れにくくカビや苔、藻が発生しにくい上に、外壁塗装の内側で発生する結露対策にもなるため、湿気や結露に悩まされている方にもオススメです。
現在使われている主な塗料の中でもとくに選ばれる頻度が高いため、シリコン塗料を基準にして選ぶと、塗料選びが楽になるかもしれません。
一方で唯一の欠点といえるのがひび割れのしやすさで、塗膜部分が硬く剥がれにくい反面、大きな地震が起こるとひび割れてしまうことが多いです。
ただ、弾性のあるシリコン塗料もありますし、外壁の素材との相性もありますので、気になる方はなんでもご相談ください。
ラジカル塗料の特徴
- 紫外線や雨風に強い
- 重厚感のある色が少ない(黒など)
ラジカル塗料とはラジカル(酸素や紫外線、水などの塗料を劣化させてしまう因子)に強い塗料のことで、材料としては、主に高耐候酸化チタンと光安定剤が使われています。
仕組みとしては高耐候酸化チタンのラジカルバリアと呼ばれる機能でラジカルを閉じ込め、光安定剤で高耐候酸化チタンから漏れ出してしまったラジカルをおさえます。
かなり先進的な塗料で、湿気やカビ、苔や藻にも強く、日当たりが悪い場所にも向いているでしょう。
そのため、あまり人の目には触れないが日当たりの悪い壁面だけラジカル塗料を使うのも賢い選択です。
また、ラジカル塗料はチョーキング(外壁に触れると白い粉がつく症状。外壁の劣化を表す1つのサイン)にも強いです。
チョーキングは白や淡色で塗装された外壁に起こりやすいですが、ラジカル塗料なら対策に向いています。
機能の割に価格が安いのもメリットの1つですが、先進的すぎてどこまで長持ちするのか証明されていないのがデメリットです。
(予想ではシリコン塗料より少し長持ちするといえわれています)
また主成分である高耐候酸化チタンが白色顔料であるため、重厚感のある黒のような色はあまりありません。
フッ素塗料の特徴
- 耐用年数が長く汚れや熱に強い
- ツヤが出やすく、ツヤを消すことは難しい
フッ素塗料はとにかく耐用年数が長く、塗装に詳しい方に「耐用年数の長いものは?」と聞けば、必ず候補にあがるほどの機能を持っています。
フッ素塗料の機能を理解するには、フッ素加工されたフライパンやお鍋を想像してみるとよいでしょう。
汚れに強くて洗えばすぐに落ちるし、熱に強いですよね。
更に紫外線や雨風にも強いので、フッ素塗料で外壁塗装をおこなえば10年から20年は塗り替えをせずに済むでしょう。
そのため外壁塗装をするために仮設足場代などが多くかかってしまう建物、外壁塗装を定期的に塗り替えるのは面倒という方にオススメです。
数十年単位でみれば安くつくので、経済的な塗料でもあります。
フッ素塗料は独特な高級感のあるツヤがあり、ツヤなしを選べない点には注意してください。
ツヤなしの外壁塗装をご希望であれば、他の塗料を選んだ方がよいでしょう。
光触媒塗料の特徴
- とにかく汚れに強く、耐用年数も長い
- 機能を発揮するには紫外線(太陽光)が必要
光触媒塗料は、かなり特殊な塗料です。
通常の塗料は紫外線に弱かったり紫外線対策がされていたりしますが、光触媒塗料はむしろ紫外線を利用して機能を発揮する塗料です。
光触媒塗料は酸化チタンや二酸化チタンを原料としていて、紫外線(太陽光)があたりると汚れを分解し、分解された汚れは雨水で自然と流れてしまいます。
また帯電しにくい性質なので、そもそもチリやホコリがつきにくい塗料です。
耐用年数もフッ素塗料にせまるほど高機能で、長持ちするのも見逃せません。
デメリットとしては、機能的に紫外線(太陽光)が必要なので、太陽光があたりらない壁面では機能が低下します。
そのため、日のあたりる壁面のみ光触媒塗料を使い、日のあたりらない壁面は湿気や雨風に強いラジカル塗料を使うのもよいでしょう。
セラミック塗料の特徴
- 耐候性が高く、断熱や遮熱効果が高い
- 同じセラミック塗料でも製品によって耐用年数が大きく異なる
セラミック塗料には、石や砂、セラミックなどが含まれており、厳しい環境に強く断熱性や遮熱性も優れています。
そのため、環境対策に最適な塗料の1つといえるでしょう。
他の塗料にはない色合いや風合いになるので、意匠性の面でも優れています。
とても優秀な塗料なのですが、100%セラミックでできている塗料はなく、なにかしらの塗料をベースにして作られています。
そのため、セラミック塗料が気になる場合は、まずはベースがどんな塗料であるべきか確認する必要があるでしょう。
無機塗料の特徴
- 厳しい環境にとても強く、耐用年数も長い
- ひび割れしやすい
無機塗料には石やガラス、アルミニウムなどの炭素を含まない無機物が配合されています。
無機物の大きな特徴は、雨風や雪、紫外線や塩害などにとても強く影響を受けにくいため、厳しい環境に強い点です。
劣化しにくいので耐用年数もフッ素塗料なみに長く優秀な塗料ですが、価格も高めです。
また材質的に堅い材料なので、ひび割れしやすいという欠点を持ちます。
そのためひび割れを発見したら、補修する必要があるでしょう。
厚木市でどんな塗料を使うべきか迷ったら中山建装へご相談ください!
外壁塗装に使われる塗料は種類が多く、製品によって機能も変わったりもします。
またどんな塗料を使うべきか突き詰めていくと、どうしても専門的な知識や現状の外壁診断が不可欠です。
ですので、もし外壁塗装で迷いがあったり、どのような塗料を選ぶべきか悩んでいるのであれば、厚木市で地域密着、丁寧施工がモットーの中山建装にお任せください。
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