住まいの内側から雨漏り修理は可能?自分でできる応急処置とその限界
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雨漏りに対して住まいの内側から修理はできますが、一般の方だと限界があります。雨漏りは放置すれば、被害が大きくなるため早急に手を打たなければなりません。
ただ、屋根からの雨漏りの場合、外から修理するのは高所作業になります。一般の方が高所作業をすると、墜落事故の危険性があるためやめましょう。
そうなると安全性の高い内側から修理することになります。それでも、内側からの修理は応急処置しかできません。雨漏りは放置するのが問題です。内側の応急処置だけでも意味があります。
雨漏りが発生した際、なにをすればいいのか?応急処置後、雨漏り修理専門業者に相談をしたほうがいいのか?そこで今回のお役立ちコラムでは、応急処置の方法や限界などをお話しします。
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雨漏りが発生した際、一番ダメなのが放置です。スピーディに対応することで、被害が拡大するのを抑えられます。
雨漏りは多くの被害をもたらします。天井から落ちてきた雨水が、運悪くテレビやパソコンなどの家電を濡らせば故障するでしょう。コンセントや配電盤のようなものを濡らせば、漏電によるショートで、火災が発生する危険性もあります。
また、柱や梁のように住まい全体を支える木材が腐るという問題も無視できません。柱や梁が腐ると、住まいの耐久性が大幅に低下します。すぐには倒れないかもしれません。ただ、ちょっとした地震でも耐えられず、倒壊する危険性があるのです。
シックハウス症候群も健康被害をもたらします。雨漏りが発生すると住まいの湿度は高くなるため、高湿環境を好むカビが発生しやすくなるのです。カビは壁紙や天井に広がり美観を損ないます。さらに怖いのがシックハウス症候群の罹患リスクです。カビの胞子を吸い込むことでさまざまな健康被害をもたらします。
【シックハウス症候群の健康被害】 目:かゆみやちくちく感・熱さ 鼻:鼻詰まり・鼻水・ムズムズ感など。アレルギーと勘違いされやすい 皮膚:顔の乾燥・赤ら顔・顔や耳のかさつき・かゆみ・手の乾燥。女性でよく見られる のど・呼吸器:このかすれ・のどの乾燥・咳・深呼吸がむずかしくなる 精神・神経:頭痛・軽度の疲労感・だるさ・集中力の低下・不快感・吐き気・嘔吐 体の抵抗力が弱い幼い子どもや高齢者だと、罹患リスクが高くなります。健康面で考えても雨漏り被害は放置できない大きなトラブルなのです。 参照:平成 26 – 27 年度厚生労働科学研究費補助金 健康安全・危機管理対策総合研究事業 科学的工ビデンスに基づく「新シックハウス症候群に関する相談と対策マニュアル(改訂版)」の作成 研究班 |
住まいの内側から修理する際のポイント
住まいの内側から修理する際にはポイントを押さえましょう。パニックになって、その場限り、思いつきでは十分な対処ができません。スムーズな応急処置のためにも、基礎知識として把握することが重要なのです。
バケツやたらいで雨水を受け止める
天井から垂れる雨水で床が塗れるのを防がなければなりません。下が風呂場でタイル敷きならともかく、畳、フローリングだと使い物にならなくなります。バケツやたらいを置く際は、下にビニールシートを敷いておくといいでしょう。
バケツやたらいが一杯になった際、落ちてきた雨水が水面で弾けて周囲に飛び散って汚れるからです。また、バケツの中に雑巾やタオルを敷くだけでも水ハネ対策ができます。どちらも併用することで確実性の高い対処ができるのです。
雑巾や吸水シートや新聞紙を使用する
壁や窓の周辺から雨水が室内に入る場合もあります。壁は屋根からの雨水が伝ってきて、外壁まで到達しているからです。また、外壁自体に0.3ミリ以上の大きなヒビや亀裂が発生している可能性もあります。0.3ミリ以下はヘアークラックと呼ばれており、様子見の対象です。ただ、0.3ミリ以上は早急な対処が求められます。
その他、窓のサッシ周辺から室内に滲んでくるのも雨漏りでよく見られる現象です。その場合、シーリング材が寿命を迎えている可能性があります。シーリング材とは、建材の隙間やヒビや割れ目を補修する際に重宝する充填剤です。充填とは隙間にものを詰めて塞ぐことを意味します。
そのシーリング材も、長年、雨風や紫外線やホコリの影響を受け続けると劣化するのです。ヒビや割れ目の他、はがれ落ちたら隙間から雨水の侵入を防ぐものはなくなります。そのため窓のサッシ周りで雨漏りが発生したら、シーリングが劣化している可能性は高いのです。
対策としては、雑巾や吸水シートの他、新聞紙を敷いて、雨水を吸収します。雑巾や吸水シートは、雨漏りの量が多ければ1枚だけで対応できません。ただ、しぼって使い回せますし、天日干しをすれば何回か使えるものもあります。吸水シートをすぐに用意できない場合、吸水力のあるおむつシートも助けになります。
天井で雨染みができていたら写真撮影
天井や外壁の雨染みを写真で撮影します。「雨漏りで被害が出た」「どのような状況か」という内容を説明するのに役立つからです。言葉で説明するより写真という視覚的な情報のほうがわかりやすい場合も多々あります。
説明が求められるのは火災保険の申請時で参考資料になるのです。また、雨漏り修理専門業者に状況を伝える際に助けとなります。写真撮影のコツは「場所はどこか」全体と、雨染みのある部分のアップ写真です。第三者の状況や状態把握に役立ちます。
陸屋根なら防水テープで雨水の侵入口を防ぐ
一般的な切妻屋根や片流れ屋根など、斜めになっている屋根に上がるのは危険です。高所作業のプロでも、毎年、墜落事故が発生しています。一般の方は控えたほうがいいでしょう。たとえば令和5年では墜落・転落事故の死亡者数は204件でした。
ただ、平らな陸屋根の場合なら、安全に歩けるため外側からの応急処置ができます。その場合、防水テープで雨の侵入口を防ぎましょう。
雨漏り原因の可能性が高い場所を、雑巾できれいにします。ホコリや土や油分があると、防水テープの粘着力が弱くなるため、すぐはがれるからです。防水テープを貼る際は雨の流れる方向を見極め「下流から上流に向かい、テープに空気が入らないように」貼ってください。また、広範囲に貼ると、雨漏りの経路が変わる可能性もあります。
そうすると最初と異なる場所が侵入口になるため、原因箇所だけ貼るようにしましょう。
広範囲なら防水シート
同様に陸屋根なら防水シートを貼るといいでしょう。防水テープと同じく雨漏り原因箇所の周辺をきれいにしてから貼り付けてください。ローラーを利用すると、より密着性が高まります。ハサミやカッターで簡単にカットできるため利便性は高いです。ただしコスト面で多少のコストがかかります。
雨漏りを住まいの内側から修理する際の注意点
天井に雨染みができていても、内側から板と釘で防ぐのはよくありません。屋外側からの補修でもリスクがあります。雨漏り原因の場所を防ぐことで、雨水の流れが変わります。結果、他の場所が侵入口となるからです。また、釘を打つと釘穴が発生します。雨水はそのわずかな釘穴からも流れる場合もあるのです。
シーリング材も、施工場所や屋根材に合わせた適切なものを使用しなければなりません。施工してもすぐにはがれてしまうリスクがあるのです。
中山建装ならスピーディに雨漏り問題を解決できます
厚木市で雨漏りに悩まれているなら、中山建装にご相談ください。雨漏り鑑定士という雨漏り原因の特定と解消の専門家がスピーディに対処します。
中山建装は厚木市にて7,000件以上の圧倒的な施工実績を誇っているのが強みです。雨漏り鑑定士だけではなく一級塗装技能士も在籍しており、屋根や壁などに関する問題に、適切な対処ができます。
屋根裏までチェックし、雨染みが確認できたら写真と口頭でわかりやすく説明させていただきます。数値やグラフの他、改善案まで記載した雨漏り診断報告書も提出しています。雨漏りの内側からの修理は一般の方だと応急処置はできても限界はあるものです。屋根に上がって自力で修理するのも危険が伴います。だからこそ雨漏り修理専門業者に意味があるのです。
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