屋根修理で後悔したくない!安いだけの業者選びが失敗する理由とは?
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代表取締役の中山です!
「屋根修理が安い」というだけで業者選びをすると失敗する可能性があります。屋根修理は住まいのリフォームでも大規模で、その後の住環境を考えるうえでも重要なものです。
ただ、ネックになるのは施工費用でしょう。屋根修理でも軽い症状なら負担もないかもしれません。問題は屋根の全交換をするような葺き替えや、新しい屋根を被せるカバー工法です。100万円以上かかることも珍しくはありません。
だからといって「屋根修理が安い」というだけで業者選びをすると失敗します。安い費用設定をしている業者も中には存在するのですが、極端だと注意が必要です。質の低い修理だと、結果的に問題が再発したり長期的なトラブルになったりします。
屋根修理は一般の方はあまり知らない分野です。地震や台風のような突発的なトラブルや、長期間メンテナンスをしないことによるトラブルもあります。ただ、どのようなトラブルがあるのか、どう修理するのかは一般的に知られてはいません。悪質業者は一般の方が知らないことにつけこんできます。
屋根修理が安いというだけではなく、基礎知識を知ることで悪質業者の被害にあわなくて済むのです。そこで今回は「屋根修理が安い」という言葉に振り回されないための基礎知識をお話しします。
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屋根修理のカバー工法VS葺き替え|基礎知識とメリット・デメリット徹底解説
悪質業者によるトラブルに注意
大前提として「屋根修理は安くありません」それはどのような屋根修理専門業者で共通する現実です。内容次第では、安い価格設定をしている屋根修理専門業者もあるでしょう。ただ、悪質業者は安いといいながらも施工し、請求書を出す時点で見積もりより大きな金額を請求してきます。
依頼した施主が「これほど高いのはおかしい」といっても悪質業者には通じません。
「すでに施工した」「お金を払わないと困る」と悪質業者に迫られてしまい、支払って泣き寝入りもあるのです。
悪質業者によるトラブル事例
以下は全国消費者センターに寄せられる、屋根工事のトラブル事例です。
- 台風で屋根瓦が浮いていると、とつぜんきたリフォーム業者にいわれた
- 屋根の点検後、リフォーム業者が写真を見せてきて修理を勧めてきた
- 「火災保険が下りれば実費負担はない。保険申請は無料で代行する」といわれて契約
- その後、知り合いである別の業者に写真を見せたところ「修理は不要」という返事
- 申込書を見ると「保険適用前にキャンセルすると10万円」と書かれていた
これは実際に独立行政法人国民生活センターに寄せられたトラブル事例です。悪質業者は、台風や地震後を狙ってなんの前触れもなくやってきます。
「無料で点検」「保険が下りるから実質無料」など、言葉巧みに契約を迫るのです。
他にもさまざまな相談事例があります。
- 台風がもうすぐ来るからすぐしないと危険
- 台風15号の後に修理したが19号で再び同じ場所に損壊発生
- 屋根や外壁や床下の修繕を次々勧誘された
- 「近所で工事をしている」と点検を提案。近所で工事をしていたのは嘘
- いま契約してくれたら特別にあなたのところだけ修繕費用を安くします
これらはすべて国民生活センターに寄せられたトラブル事例です。
参照:独立行政法人国民生活センター 災害に便乗した悪質な修理業者に注意
参照:独立行政法人国民生活センター 「令和元年秋台風」で寄せられた消費生活相談情報-台風15号の発生から台風19号上陸2カ月後までの全国の相談の推移-
屋根修理を安くするといわれても簡単に契約しないことが重要
悪質業者には共通点があります。
「不安をあおって救いを出す」というセールストークです。
不安をあおるというのは
「いますぐ屋根修理をしないと家が倒れる」
「台風が来るから早くしないと」
などです。そのあと救いを出してきます。
「保険金が出るから安くできる」「無料で点検する」「あなただけ安くする」などです。契約後も油断できません。
最初「屋根瓦が一枚だけ割れているから格安で修理する」といわれたとします。契約後、屋根修理がはじまってから問題をいくつも伝えてくるのです。
「これは大変だ。屋根の梁や柱がボロボロ」「シロアリがいる」「屋根瓦のほとんどが割れている」
結果、請求金額が高額になる仕組みです。とつぜん訪問してきて不安をあおる業者には注意してください。
保険金が出るから安いという言葉に注意
「保険で安くなる」といわれても安易に信じないようにしましょう。
台風で屋根や外壁が壊れた場合、火災保険の風災補償で保険金が下りる被害は確かにあります。ただし条件を満たさなければなりません。台風前にメンテナンスをしていない場合、経年劣化で問題があったと判断されると保険金はおりません。
悪質業者に「保険会社には台風で被害が出たといってください」といわれたとします。もし経年劣化で屋根に問題があったと知っていたら「嘘をついた」と保険会社に判断されかねないのです。保険金の返還請求や保険契約の解除、その他、詐欺罪の問われる危険性があります。
屋根修理が安いうえに信頼できる業者の見極めポイント
「屋根修理が安い」とアピールする屋根修理専門業者も多々あります。その中から悪質業者ではない良質な業者を見つけるにはポイントがあります。費用がリーズナブルで、施工品質も高い業者は本当に助かるでしょう。そのような屋根修理専門業者を見つけるためのポイントをお話しします。
費用相場
屋根塗装の中に、屋根修理も含まれています。屋根修理だけを考えるなら、屋根塗装も考えたほうがいいでしょう。神奈川県の屋根塗装の費用相場は、各屋根修理専門業者によって判断がわかれます。30坪の場合、40万円が費用相場という業者から85万円の設定にしているところもあるからです。平均値は約53万円〜88万円と考えておけばいいでしょう。ただし、あくまで目安です。屋根修理や塗装は、施工面積や足場を組む範囲、作業内容や塗料で変わります。
屋根塗装ではなく、屋根を全交換する葺き替えという屋根修理の最終手段があります。スレート屋根の葺き替えをする場合、いくつか神奈川県の会社をピックアップして費用相場の平均値を求めると約140万円〜でした。最低でも100万円以上はかかると考えたほうがいいでしょう。
逆にこれらの費用から極端に安い施工費で見積もりを出した業者は注意が必要です。たとえば、屋根塗装だけで「10万円ぽっきり」というのは極端に安いですが、よほどの理由があるはずです。葺き替えについても「50万円ぽっきり」というのも不自然でしょう。「安い」と飛びつくと「こちらは屋根材のみの価格で施工費は別です」といわれる可能性があります。
信頼できる業者の見極め方
屋根修理を信頼して任せられる屋根修理専門業者はどうすれば見極められるのでしょうか?見極めにはポイントがあるため実践してみてください。
名刺をもらう
とつぜん訪問してきて「屋根の無料点検をします」という業者は注意が必要です。そのような業者がきたら名刺をもらいましょう。名刺には社名や担当者の氏名と連絡先が記載されています。「名刺を持っていない」「いまはない」というようなら、悪質業者の可能性が高いのです。
名刺に記載された会社を調べる
名刺に記載された会社をインターネットで検索してみてください。公式ホームページが開設されているかどうかも、チェックポイントの1つです。さらに口コミサイトやグーグルの口コミをチェックしてみてください。また、口コミサイトも1つだけではなく複数チェックしましょう。
住所や会社名を検索しても、実在していないなら信頼性は非常に低いといえます。また、口コミサイトで悪い評判ばかりなら注意しましょう。信頼できる屋根修理専門業者はホームページを開設し、情報や実績が紹介されています。
相見積もりは必ず取る
相見積もりは必ず取ったほうがいいです。「相見積もりをするならこの話はなかったことで」という業者は信頼できません。誠実で自信を持っている屋根修理専門業者なら、相見積もりを歓迎するものです。また、相見積もりを取れば、本当に適正な見積もりを出しているかがわかります。
即決はしない
即決は危険です。業者の「いま契約をしたら安くできます」という言葉に心が揺れるかもしれません。ただ、悪質業者だった場合、後悔するトラブルにつながります。
少しでも不安な点があるなら数日ほど、考える時間を設けてください。家族や友人にも相談するのも有効です。
悪質業者が契約を急かしても「考えてから決めます」「家族と相談します」と伝えましょう。万が一それで「じゃあいいわ!」と怒鳴り散らすようなら危険です。悪質業者ではなくてもまともな業者とはいえません。
建設業許可や保証をチェック
請負金額500万円以上の屋根工事を請け負うなら、屋根工事業の建設業許可が必要です。屋根修理は「軽微な建設工事」に当たる工事が多々あります。軽微な建設工事なら、建設業許可は不要です。そのため、悪質業者は建築業許可を取得していないことが多々あります。直接聞いて「取得していない」なら少し疑ってかかってもいいかもしれません。
また、保証の有無もチェックが必要です。悪質業者は利益を追求しています。その場限りの施工で不具合が発生しても「後は知らない」ということが多々あるのです。契約書に保証内容が含まれているかチェックしてください。含まれていないなら契約を行わず、確認したほうがいいでしょう。
参照:tetote行政書士法人【屋根工事】の建設業許可|資格一覧付きでわかりやすく解説します!
見積もりの内容をチェック
見積もりを出した際に、納得できる金額かチェックしましょう。疑問が少しでも生まれたら確認が必要です。ちょっとした疑問を「まぁいいか」で流すと、あとでトラブルになることもあります。施工費の内訳は以下のとおりです。
- 材料費
- 足場費用
- 人件費
- 諸経費
それでは、それぞれの費用についてくわしくお話しします。
材料費
材料費は工事に必要な道具全般です。塗料や溶剤だけではなく、刷毛やシートや養生テープなど、あらゆる材料を材料費として計算します。
足場費用
足場は自社施工とは限りません。レンタルで工事日数分用意するところが多数です。
屋根修理業者に「足場費用はサービスで無料にします」といわれても油断しないでください。多くの場合、どこかで費用が上乗せされている可能性はあります。
足場はただ組めばいいわけではありません。洗浄や修理も必要です。多くの屋根修理業者は、作業時間ギリギリでやっています。足場管理までするような余裕がないのです。対処するには工事費用を上げなければ採算が合いません。そこでレンタルを活用すれば、足場管理の負担が減ります。そのため「足場は無料」は、よほどの理由がないとできません。
人件費
人件費は作業員の数で変動します。人数が多く、工事日数が長くなると人件費は高くなります。
作業員の数が多いと、作業を分担できますが、塗装をする場合は乾燥時間が発生するのです。下塗りや中塗りや上塗りまでの乾燥時間が必要なため、単純に人を増やせばいいものもありません。また、通常より多人数でやったとしても、1日に作業できる範囲は変わらないのです。
諸経費
諸経費もかかります。屋根修理で自治体から補助金が出ている場合、申請の際には書類を作成しなければなりません。工事費の見積もりや工事内容など書類一式を作成するのも労力がかかります。また、打ち合わせの際に飲食物や電気代なども諸経費に含まれるのです。他にも自動車のガソリン代や廃材処理費用などもかかってきます。
安いだけの屋根修理ではなく適正価格で誠実さを求めるなら中山建装
中山建装は安いだけの低品質の仕事はしません。「割引されて安い」という宣伝文句を聞くと、つい期待してしまいます。結果、低品質どころから手抜きや詐欺まがいの施工費の請求などがあれば大きなトラブルになるのです。
屋根修理業者も利益を出さなければなりません。利益が出なくても施工費を安くするというのはよほどの大イベントです。ただ、大イベントでもなかなかできることではありません。安い施工費でも、塗料の種類や塗装面積、保証期間が1年もないなどの条件がつきます。中途半端な仕上がりですぐに不具合が再発するのでは意味がありません。またすぐに同じ箇所の修理が必要になりかねないのです。
中山建装は適正価格をお約束します。屋根修理のご相談はホームページの問い合わせフォームをご利用ください。その他、電話やメールでも受け付けておりますのでお気軽にご相談ください。
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