セラミック塗料で工場の屋根塗装するメリット・デメリット|【大和市で外壁塗装・屋根塗装をするなら中山建装】
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代表取締役の中山です!
工場の屋根塗装をする場合、どんな塗料を使用するか選ばなければなりません。特に指定がなければ「シリコン塗料」を使用するのが一般的ですが、少しメンテナンス周期を長く置きたいとなった場合には「フッ素塗料」をご紹介するでしょう。
使用する塗料によってそれぞれの特性を付与することができるのですが、高機能・高性能塗料として紹介されている「セラミック塗料」の実態についてご紹介したいと思います。
セラミック塗料を使用することで得られるメリット・デメリットや、それを工場に施工した場合にはどんな効果を期待できるのか。そして、おすすめの塗料についてもみていきましょう。
今回のお役立ちコラムでは「セラミック塗料の全貌」を明らかにしたいと思います。
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セラミック塗料のメリット
セラミック塗料は、無機物を混ぜ込んだ塗料全般を指しています。一般的には以下のような物質を混ぜた塗料をセラミック塗料と呼んでいることを覚えておきましょう。
- ガラス繊維
- 砂
- 石
- 陶磁器
- セラミックビーズ
セラミック塗料という名称を使うメーカーもあれば「無機塗料」と呼ぶメーカーもあるので、呼び名を分けているメーカーがあるとすれば「混ぜている無機物の種類が違う」と判断すると良いでしょう。
では、セラミック塗料のメリットについてご紹介します。
親水性が高い
セラミック塗料は、樹脂の中に非常に細かくされた無機物を混ぜ込むことで、樹脂成分が劣化して縮みを起こすことを阻害する性質を持っています。そのため、塗膜表面に凹凸が発生しづらく、雨水が密着しやすい性質を持っているのです。これを「親水性」と呼びます。
親水性が高いと、表面に付着した汚れを洗い流すことができるため、セルフクリーニング性能を期待することができるでしょう
放熱性が高い
セラミックビーズを混ぜている塗料の場合、セラミックの構造上「中空」であることが考えられるため、放熱性が高くなります。セラミックという物質は、拡大して表面を見るとスカスカな状態だということがわかっています。そのため、熱を溜められる部分が非常に少ない特性を持っているのです。
例えば、コップに水を入れることはできますよね。これは、しっかりと中に溜められるように作られているからです。しかし、ざるに水は溜まりません。セラミックは、この「ざる」と同様な構造だと思ってください。
溜まった水が蒸発するまでコップの中は水で満たされています。この水が熱だと考えれば、そもそも溜められないざるであれば、蓄熱性が低いから放熱性が高いという理論になるのです。
低刺激で環境に優しい
セラミックと言われる多くのものは、環境を破壊する成分を含んでいません。中にはトルマリンのように、自浄作用で周囲すらも浄化するものさえ存在します。一般的な化学合成で作られている塗料は、どうしても溶剤を使うこともあるため、環境破壊が懸念されますが、セラミック塗料はその懸念点が少なく済むのです。
断熱性が良い
セラミックは蓄熱性が低いという話をしましたが、これは室内からの熱にも言えることです。外からの影響も受けづらければ、中からの影響も受けづらくなります。
断熱性というのは、両サイドからの熱伝導をシャットアウトする機能です。遮熱性とよく混同されますが、遮熱性は「外からの影響を跳ね返す」効果であり、断熱性とは根本的に作用が異なります。
内外の影響を受けづらく、その空間を一時的に遮断することができるのが断熱性です。完全に遮断できるわけではないので、ある程度の影響はお互いに受けるのですが、そもそもの熱を蓄える効果が低いので、結果的に断熱性向上につながっているわけです。
耐候性が高い
無機質というのは、変質しづらいという特性を持っているため、経年劣化による退色や変色が起こりづらくなります。同時に、製品そのものの劣化が遅らせられるので、耐候性が高くなるわけです。
セラミック塗料のデメリット
非常に優れているように見えるセラミック塗料ですが、やはり良いばかりではいられません。どんなデメリットが潜んでいるかを確認しましょう。
初期費用が高い
先述した通り、セラミック塗料は「無機塗料」とも言われる部類の塗料なので、最高級塗料に位置しています。そのため、どうしても初期費用を抑えることが難しくなってしまうのです。
セラミック塗料と無機塗料で分かれている場合は、そのメーカーの考え方でコスト感も変わってくるでしょう。しかし、どちらの方が上位だったとしても、特別にセラミック塗料として用意しているものは割高な塗料であることに間違いありません。
トータルコストも高い
初期費用だけであれば良いのですが、トータルコストでもあまり優秀な塗料とは言えません。シリコン塗料と比較すれば、価格は倍以上することも少なくありません。しかも、屋根塗装という紫外線の影響をもろに受けてしまうような場合は、工場の場合「毎回の工事費用が高くなる」ことが容易に想像できてしまうのです。
ひび割れやすい
セラミックという素材の特性上、塗膜は非常に硬くなります。そのせいでひび割れが発生しやすいというのは、この塗料が必ず持っている特性になっています。そのため、使用する塗料が粗悪なものだった場合、せっかくの硬い塗膜が仇になってしまうことも十分に考えられるのです。
工場の屋根塗装をセラミック塗料でした場合
では、工場でセラミック塗料を使用するメリットとはどんなものがあるのでしょう。そもそもの工事費用が高くなることから、費用的なメリットはあまり考えられません。そして、ひび割れやすいということは雨漏りの心配も必要になるでしょう。
そんなセラミック塗料を工場で利用するメリットとはなんなのでしょうか。
省エネにつながる
セラミックは断熱性に優れているものが多いため、広大な敷地に建物がある工場であれば光熱費削減につながるでしょう。遮熱性の高い塗料を使用すれば良いと考えるかもしれませんが、遮熱性というのは「夏の快適性」のために必要な特性で、年間を通して役に立つわけではないのです。
例えば冬、貴重な日差しすらも跳ね返してしまいます。本来であれば、その日差しで若干室温を確保できるはずが、跳ね返してしまうので室温は低いままになってしまいます。この特性があることで、降雪地帯では遮熱塗料が使用できないと言われているのです。
しかし、断熱性は熱を跳ね返すことがありません。入ってきた熱は伝わりづらいだけで、しっかりと内部へと取り込むことができます。そして、夏場の暑さは伝えづらいので、快適性が維持されるというわけです。
おすすめのセラミック含有塗料
工場の屋根塗装をする場合、おすすめできるセラミック含有の塗料は間違いなく「EC-100PCM」一択です。アステックペイントが誇るセラミック含有塗料をおすすめします。
EC-100PCM
EC-100PCMという塗料は、セラミック塗料として認識はされていません。なぜなら、この塗料の特性は「600%の伸縮性」を持つピュアアクリル樹脂によって印象付けられているからなのです。
波形スレートが完全に割れてしまったとしても、塗膜がその割れをカバーするほどの脅威の性能が際立っているため、ここにセラミック成分が入っていることなどあまり注目されていないのです。
EC-100PCMは、伸縮性の良さもさることながら「遮熱性」にも富んでいます。その遮熱性を発揮しているのが「ナノセラミック粒子」です。セラミックにより熱を反射しているという特性により、塗装面は未塗装の部分に比べ17℃以上低い状態で保たれているというデータも残っているのです。
遮熱性と断熱性は違うものと言いましたが、同時に効果を発揮できないわけではありません。そのため、EC-100PCMであれば、年間を通して工場内の快適性を保つことができるのです。
セラミック塗料のご用命は中山建装へ!
セラミック塗料は、その優れた断熱性、耐候性、そして親水性により、工場の屋根塗装において大きなメリットをもたらします。この塗料を選ぶことで、エネルギーコストの削減や長期的なメンテナンスの低減が期待できるため、総合的なコストパフォーマンスは高くなります。しかし、初期投資が高い点や、ひび割れやすい特性も考慮する必要があります。このため、最適な塗料選びには専門的なアドバイスが不可欠です。
中山建装では、各種高機能塗料の中でも特にセラミック塗料の専門知識を持ち、お客様の具体的なニーズに合わせた提案を行います。工場の屋根塗装をご検討中の皆様は、是非とも当社の問い合わせフォームを利用していただくか、直接メールやお電話でお問い合わせください。また、より詳細な情報や実際の塗料サンプルをご覧になりたい方は、私たちのショールームへのご来店もお待ちしております。中山建装と一緒に、あなたの工場に最適な塗装解決策を見つけましょう。
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