ケレンはなぜ必要?下地調整をおこなう意味やメリット
2024.02.28 (Wed) 更新
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外壁塗装の塗り替えをする時、ケレンという作業がおこなわれることをご存じですか?
あまり聞き慣れない言葉ですが、塗料を塗る前の下地調整として重要な意味があり、外壁塗装のできばえを大きく左右します。
今回のブログでは、ケレン作業の内容や費用、どんなメリットがあるかなど詳しくお話させていただきます。
ケレンとは何か
ケレンは建築用語なので、聞き慣れないのも無理はありません。
一説には英語のclean(クリーン)から来ているといわれており、塗装をおこなう前の下地調整としておこなうのが一般的です。
具体的には、古い塗膜を剥がしたり、表面に付いた異物やサビを取り除き、清掃する作業のことを指します。
ケレン作業をおこなうことで表面を整え、塗料の密着性を上げる効果があり、塗料が短い期間で剥がれてしまうトラブルを防ぎます。
各塗料の耐用年数は、ケレンありきで計算されているため、ケレンなしでは商品の仕様通りの機能を果たすことはできません。
とくに金属部分は経年劣化でサビが発生しやすいため、ケレンが入念におこなわれます。
サビが残っていると、外壁塗装が長持ちしないだけでなく、内部でサビが進行し建物を傷めてしまうからです。
ケレンはいつおこなわれるのか
ケレンをおこなうのは、高圧洗浄をおこなった後です。
高圧洗浄にも古い塗膜を剥がす効果や異物を取り除く効果があり、コケなども洗い流しますが、すべて取りきれるとは限りません。
そこでケレン作業をおこない、残った汚れや異物、コケ、金属部分のサビなどを取り除きます。
場合によっては壁面をあえて細かく傷つけて、場合によっては、あえて表面を細かく傷つけて塗料の密着性を上げます。
高圧洗浄とケレン作業は同時におこなわれることが多く、塗料を塗るのは壁面が乾いた後です。
ですので、ケレン作業は晴れていて乾燥した日におこなうのが最適で、雨だったり湿度が高いと塗装が先延ばしとなる恐れもあり、その間に新たな汚れが付いてしまうこともあります。
そのため、できれば乾燥した時期に外壁塗装をおこなうのがベストですが、その他の時期でも塗装業者がそれなりの対策をおこなって作業を進めるので、出来上がりを心配する必要はありません。
ケレンをおこなうメリット
ケレンをおこなう意味について更に詳しく解説します。
塗装面を整え、塗料の密着性を高める
外壁が荒れていたり汚れていたまま塗装すると、塗料が十分に密着せず剥がれてしまいます。
仮にサビが残っていた場合、外壁と塗装の間でサビが広がるにつれて外壁塗装が剥がれ、その隙間に雨水や汚れが入り込んでしまうこともありえます。
外壁を清掃し、塗料の密着性を上げればそれだけ塗料が長持ちし、ひいては建物も長持ちするでしょう。
さきほど紹介した「壁面をあえて細かく傷つける」作業は目粗しと呼ばれ、主にツルツルとした金属面や木製の部分に施されます。
表面がざらざらになれば、そのおうとつに塗料が染みこみやすくなり、密着性がよくなります。
細かい傷といっても建物を傷めるほどのものではなく、塗装後に目立つことはありません。
仕上がりが綺麗になる
塗装作業ではケレンで下地調整をおこない、その上に塗料を薄く塗っていきます。
もし汚れやサビなどが残ったままなら、その部分だけが隆起し、仕上がりが悪くなってしまうでしょう。
しかも隆起した部分は耐久性が低く、いつ剥げ落ちるかもわかりません。
剥げ落ちればその部分から、塗装が剥げたり、異物が混入してしまいます。
ケレンは4種類ある!それぞれの作業内容と費用
ケレンは「1種ケレン」「2種ケレン」「3種ケレン」「4種ケレン」4種類あり、外壁の状態や建物の環境、立地などによって使い分けられます。
1種ケレンがもっとも重い作業で、4種ケレンがもっとも軽い作業となりますが、すべて1種ケレンでおこなえばよいというわけではありません。
1種ケレン(ブラスト工法や酸洗浄など)
1種ケレンは、腐食が激しい部分におこなわれる重いケレン作業です。
表面に研磨材を吹きかけて削り取るブラスト工法や酸を吹きかけて汚れを溶かす酸洗浄などがおこなわれます。
研磨材を吹きかければ大量の粉塵が発生し、酸洗浄はとても危険な薬剤を使うため、一般の住宅などにはほとんど使われません。
大抵は塩害などのダメージが激しい橋や船舶などが対象となります。
費用ももっとも高く、1平方メートルあたり3000円から4000円かかります。
2種ケレン(電動ブラシやディスクサンダーなど)
2種ケレンは住宅に使われることもある重めのケレン作業です。
主に電動ブラシやディスクサンダーなどの電動工具を使い、丁寧に削り落としていきます。
サビや汚れが広範囲に広がっていたり、腐食が激しい場合に使われ、古い塗膜を徹底的に落としたい場合にも向いている作業です。
たとえば、塗り替え前の塗料と塗り替え後の塗料が別の種類なのであれば、2種ケレンで完全に古い塗膜を落とします。
費用は1平方メートルあたり1500円から2000円となり、1種ケレンの半額程度です。
費用面を比べれば、1種ケレンがいかに重く大がかりな作業なのかがわかるでしょう。
3種ケレン(電動工具と手工具)
3種ケレンは住宅によく使われる中程度のケレン作業です。
2種ケレンが必要なほど広範囲の腐食や汚れではなく、部分的なサビや汚れを除去するのに向いています。
たとえば除去するべき古い塗膜を落としつつ、劣化していない塗膜は残したい時には、3種ケレンが有効です。
サビが軽度である場合も3種ケレンで対応することが多く、ディスクサンダーやワイヤーホイールなどの電動工具の他、ハンマー、サンドペーパーなどの手工具も使用します。
手工具を用いる時は、狭い場所や電動工具では処理しにくい場所、繊細な調整が必要な場合などです。
費用は1平方メートルあたり600円から1000円となり、2種ケレンの半額程度です。
4種ケレン(サンドペーパーや研磨スポンジなどの手工具)
4種ケレンは手工具のみでおこなわれるもっとも軽いケレン作業です。
サビや汚れがあまり酷くない場合、広範囲に広がっていない場合に最適です・
サンドペーパーや研磨スポンジ、皮スキやスクレイパーなどを使って処理します。
丁寧に仕上げるためには専門のテクニックや経験が必要ですが、軽度のサビを落とすためにホームセンターで道具をそろえて自分でおこなう方もいます。
ただし削る必要のない塗膜を削ってしまったり、建物を傷める可能性もあるので、安易におこなわずなるべくできれば塗装業者に任せましょう。
目粗し(塗料の密着性を高めるために、表面に細かな傷を付ける作業)も4種ケレンに含まれます。
まったくサビや汚れがないのに高圧洗浄だけでなくケレンが必要だといわれたら、目粗しをおこなう可能性が高いでしょう。
気になる場合は「なぜケレン作業をおこなうのか」と見積りをもらった段階で問い合わせてみるとよいでしょう。
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ケレン作業は高圧洗浄で落としきれなかった汚れや古い塗膜、サビを落とすのに必要な作業です。
ケレン作業をおこなうことで塗料と壁面の密着性がよくなるので、外壁塗装を長持ちさせるためにも重要です。
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