外装劣化診断士とは?外壁や屋根の専門家があなたのお宅を完全診断
2024.02.14 (Wed) 更新
厚木市で地域密着、丁寧施工がモットーの
ハウスメーカーやリフォーム業者の中には、信頼の証として取得資格を提示している場合があります。塗装業界にも知識と経験を裏付ける資格があるのはご存じですか?その中にある「外装劣化診断士」とは、実際どんな仕事をしてくれるのでしょうか。
また、他にも「外壁診断士」や「雨漏り鑑定士」などの資格もあります。
今回のコラムでは、塗装業界、建築業界で注目されている「資格」についてお話ししていきたいと思います。
外装劣化診断士とは?
外装劣化診断士とは、建物の外壁や屋根の状態を専門的に診断し、必要な修繕やメンテナンスを提案する専門家です。建物の寿命を延ばし、安全性を維持するために重要な役割を果たします。
外装劣化診断士がとくに専門的に見るのが「既存住宅の劣化」です。経年劣化を起こしている箇所、起こしやすい箇所を把握しているため、建物の劣化レベルを素早く判断することができます。
無資格のリフォーム業者などでは、経験による「お伺い」をしていきますが、有資格者は経験と共に「資格取得時に得た知識」をフル活用して、劣化しやすい場所を徹底的にチェックしていくのです。
その上で、現地の日当たりや水捌けの状況に合わせて、劣化しやすいであろう場所も特定していきます。
外壁診断士との違い
外壁診断士と外壁劣化診断士の違いは、建物の状況による違いだと思っていただくとわかりやすいと思います。先にも挙げた通り、外装劣化診断士は「既存住宅」を対象とした劣化診断をしていきます。外壁診断士は「新築を含む全ての建物」を対象とした資格です。
どちらがより優位というものではなく、新築住宅にも発生するであろうトラブルにも対応しているか、既存住宅に特化しているかという差です。
外装劣化診断士は、おもに「リフォーム業者」が取得する資格です。そして、リフォームは決して新築住宅に必要な作業ではありません。万が一、新築住宅に欠陥が発生した場合、対応するのはハウスメーカーや建築した施工業者になるのです。
リフォームはあくまでも「経年劣化や改装・改築」を行う場合に必要なもので、新築住宅の欠陥補修ではないということを覚えておきましょう。
雨漏り鑑定士との違い
雨漏り鑑定士は、主に雨漏りの原因と解決策を特定する専門家です。実は雨漏りとは「目の前の雨漏りを止める」だけではなく「雨漏りの発生原因を根絶」しなければならない大きなトラブルなのです。
一方、外装劣化診断士は、雨漏りを含む様々な外壁の問題に対処します。しかし、雨漏り鑑定士レベルで雨漏りに精通しているわけではなく、劣化を辿った結果「雨漏り原因にもたどり着く」という結果論的な診断になっていくわけです。
雨漏り鑑定士と外装劣化診断士も、どちらが優位というものではありません。ただ、雨漏り鑑定士は「雨漏りが発生する原因を見つけるプロ」であり、その雨漏りが辿っている経路から建物の劣化にも気がつくのです。
つまり、求めている結果が違うという差で、最終的にはどちらの資格も「建物の劣化を見るプロ」であることには違いありません。
ただし、どれか1つの資格を持っていれば同じなのかといえばそうではなく、外装劣化診断士は「既存住宅のプロ」、外壁診断士は「建物のプロ」、雨漏り鑑定士は「雨漏りのプロ」という、それぞれに違った特徴を持っているのです。
ドローンを使った屋根診断
ドローンを使った屋根診断は、高所作業のリスクを減らしながら、屋根の状態を詳細に調査する方法です。実は、屋根診断に慣れている塗装業者でも一定数の事故が発生します。なぜなら、診断時から足場をかけることはほぼなく、多くの場合「はしご」をかけるだけで調査をしてきたからです。
現在は労働安全衛生法によって「2m以上の高さでの作業には安全帯を着装する」という義務がありますが、足場をかけていない状態では安全帯をかける場所がありません。そのため、ドローンを使った屋根診断は安全面を考慮した画期的な診断方法なのです。
高所カメラで安全に診断できる
高所カメラを装備したドローンにより、安全に屋根の状態を確認できます。これにより、従来の危険な高所作業を避けられます。従来のラジコンヘリコプターのように、操作が難しいということも無くなったため、安定した操作ができるのも魅力です。
ただし、住宅地でのドローン飛行には国土交通省への「飛行申請」によって得られる許可が必要です。そのため、ドローン診断を行う建設業者は、以下の資格を取得します。
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無人航空機操縦士には1級と2級があり、1級の取得でほとんどの場所でドローンを飛行させても良いとされます。2級では一部申請が不要になるので、多くの現場をこなす業者であれば1級を取得しているでしょう。
診断シートで修繕プランを提示
診断結果は、修繕計画の提案に役立つ診断シートにまとめられます。これにより、建物所有者は具体的な修繕の必要性を理解しやすくなります。適切なドローン操作によって、表面的な調査だけではなく、細かな部分の不備にまで診断が及ぶので、今後発生しうるトラブルへの注意喚起も期待できるでしょう。
外壁の劣化を判断する基準
外壁劣化診断士が「建物の劣化」を判断する際の簡単な基準についてご紹介します。オーナー様でも確認できることを一部ご紹介するので、一度お住まいの劣化状態を確認してみてください。
苔やカビ
外壁の火が当たる部分ではなく、陰になる部分に目を向けてみてください。特に、壁に雨水が当たるような場所が良いです。ここに緑色の苔が生えている場合や、黒くカビが発生しているようであれば、外壁が劣化している証拠です。
本来、外壁のコーティングが昨日していれば、苔の発生は防げます。しかし、雨水の付着が長く続いたり、汚れが溜まってしまうと、苔やカビが発生する原因になってしまうのです。
こレガ確認できる状態になったら、できるだけ早い段階でメンテナンスすることをおすすめします。
クラック
建物の全体をボヤッと眺めてみましょう。すると、ところどころ「歪んだ」黒い筋が見えるはずです。これがクラックになります。多くの場合、窓枠の四つ角から筋が伸びているものが確認できるはずです。これを放置すると、雨漏りの原因になってしまいます。
さらには、断熱材に水が染み込むことで壁の内側がカビだらけになることもあるので、クラックは早めの対処が必要です。
チョーキング
外壁を少し触ってみてください。もし指に白い粉が付着するような状態であれば、外壁塗装がすでに劣化している証拠です。この状態を「チョーキング」といいます。すでに防水効果は失われていると考えて良いでしょう。つまり、この状態が苔やカビの発生しやすい状態だということです。
日の当たる場所でチョーキングが起こっていると、雨の次の日などに外壁へのダメージが著しくなります。早めに外壁塗装を施す予定を入れることをおすすめします。
塗装の剥離
すでに何度か外壁塗装を施していて、表面に塗膜がある壁の場合は「塗装の剥離」が発生することがあります。塗装が剥離するということは、そこから全体的に剥がれてしまうことです。また、すでに塗装の食いつきが悪くなっていることも考えられるため、内部への浸水も疑えます。
タイルの浮き
外壁タイルの場合、外壁塗装を施すということはあまり考えられません。しかし、タイルが浮いている、剥がれている状態では、そこから土台を腐らせる恐れがあるので、早めの対処が必要です。
シーリング材の劣化
シーリング材には寿命があります。見た目からもひび割れや黒カビの発生、苔の付着が確認できるので、何ヶ所か確認してみてください。特に、温度変化が多そうな場所は劣化しやすいです。
外壁・屋根・その他外装の劣化診断は中山建装にお任せください!
外装劣化診断士は、既存住宅の劣化を専門的に診断できるプロフェッショナルです。中古住宅を購入したり、長年住んでいる場合で、これからリフォームを考えているのであれば、外装劣化診断士がいる施工業者に依頼することをおすすめします。
中山建装では、外装劣化診断士資格を取得している診断専門のスタッフがあなたのご自宅にお伺いし、適切な診断を行います。
塗装に関わるプロが目視や機器を使用して診断するのは当たり前です。中山建装では、最先端のドローン診断も実施。空からお住まいの全体を捉えることによって、劣化箇所、色あせ箇所を確認いたします。他社とは違う、アナログとデジタルのハイブリッド診断を実施しています。
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あなたからのご相談、ご連絡をスタッフ一同、心よりお待ちしております。
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